クリィミーマミは
アニメの中でいったいどれくらい人気があったのだろうか。
最終話(52話)で、セントラル競馬場でファイナルステージを催したとき
観客は10万人を超えた。
恐らく、現実にこの集客数となると
ビートルズが赤子扱いのレベル。
それが「クリィミーマミの最後のコンサートです」と観客には知らせてなかっただろう。
それを証明する発言がある。
パルテノンプロの若き二代目・立花が
「時間時間時間・・・ 何をそんなにあせる必要があるんだ!(マミの「時間が」に対して」
「なんとかなるわけないだろ!!(マミの「それはなんとかなります」に対して」
と珍しく、自身のお気に入りであるクリィミーマミに凄む一場面が出る。
いつもはマミにやさしい立花が、マミに凄んでいる非常に珍しい場面でもある。
ここの判断から、セントラル競馬場でのコンサートが最後になると
パルテノンプロの人たちも勿論知らないし、観客にも知らせていないことがわかる。
その状況で、観客が10万人を超えたと言うことは
最終話の52話になって、ようやくマミが世間に知れ渡り人気が爆発し最高潮に達した。
と言う判断が正しい。
さらに、25話でクリィミーマミはNPB新人賞を逃している。一方で、同じパルテノンプロのライバル・綾瀬めぐみはゴールデンアイドル賞を受賞している。
恐らく、第25話の時点では
人気の判断で
綾瀬めぐみ>>>>クリィミーマミ
で間違いないだろう。
マミがゴールデンアイドル賞を受賞できる力が
この25話の段階であったとはまず考えられない。(あったのであれば、綾瀬を抑えてそもそも受賞している)
さらに、極めつけで客観的な数値で証明できる
マミの人気の無さを示すデータがある。
以下のデータをご覧願いたい。
これは実際にアニメ内で表示されたデータである。
第40話の「くりみケ丘小麦粉戦争」で
クレープ屋の「クリーミー」とお好み焼き屋の「火の車」が
1週間、売り上げ対抗合戦をすることになる。
5日目のクレープ屋の売り上げ枚数・・・1228枚
5日目のお好み焼き屋の売り上げ枚数・・・1090枚
6日目のクレープ屋の売り上げ枚数・・・1552枚(+324枚)
6日目のお好み焼き屋の売り上げ枚数・・・1492枚(+372枚)
そして、最終日の7日目は
クレープ屋にマミが応援に駆けつけることになる。恐らくビラも配って宣伝するだろう。それくらい常識でするはずだ。
同時にお好み焼き屋は大阪からお好み焼き協会の連中がバスで駆けつけ対抗することになる
7日目のクレープ屋の売り上げ枚数(マミの応援)・・・2133枚(+581枚)
7日目のお好み焼き屋の売り上げ枚数(お好み焼き協会の応援)・・・2155枚(+663枚)
さあ、上記データ(現実)をごらんいただきたい。
大伴俊夫やパルテノンプロの若き2代目・立花が
あれだけマミマミマミと言っているにもかかわらず
クリィミーマミが応援に駆けつけても
6日目のプラス324枚より250枚ちょっとの上積み(1.79倍)しかできていない。
考えてみろよ?
52話で10万人の大観衆を集めたあのクリィミーマミが応援に駆けつけて、しかもタダで歌まで歌ってくれて、さらにクレープまで作ってくれて
1.79倍・・・
もう答えは簡単。
少なくとも、40話までのクリィミーマミの人気は全くたいしたことが無かった(現実の当時のアイドルレベルとして、田中久美~あたり)
ということだよ。
恐らく、人気があったのは
一部のコアなオタクの間だけであって、有識者というか
正常な感覚のアイドルファンであれば
綾瀬めぐみといった、正統派アイドル
に目を向けていたのではないか。
綾瀬めぐみは現実のアイドルとしてのレベルだと、松田聖子や小泉今日子、岡田有希子さんあたり
だったのではないか。