前回に続いて、引き続き英語の記事。
この記事を書いたら外出する。
副詞の表現が言語にはある。
「早く」
「遅く」
「大きく」
「小さく」
「勢いよく」
「大声で」
そういう、文全体に特徴をつけるような表現が、簡単に言えば副詞にあたる。
「早く来なさい」
という一文。 この場合「早く」が副詞だ。
「来なさい」 に 「早く」 が加えられて、文全体に何かしら特長が付けられている。
逆説では
「来なさい」 だけでも意味は通じるということだ。そして「早く」は無くても意味は違わない。
そこを逆手に取り
受験において、副詞の意味(訳)がわからなければ素直に飛ばそう(無視をしよう)
これは講義でよく言っている。
例えば以下の例文(全文小文字表記)
he had completed the backlog of work before you can say jack robinson when i came here.
比較的長いが説明していく。
まず着目するのは接続詞の時を示すwhenがあること。そのwhen以下を2番目の文として置いておき、robinsonまでをまず1番目の文として訳して行く。
he が主語
動詞が had completed
目的語が the back log of work
として出来上がっているので、第3文型であることもわかり
ここまでで、完全文であることもわかる。
この1番目の文のここまでの訳は・・・
「彼は仕事を完遂させてしまっていた。」
とわかる。
・・・・ じゃあ、 before you can say jack robinsonは???
必然的にここが副詞ということが
わかる。
だってそうじゃん。
さっき説明したように、workまでで一文は区切りもつけるし
第3文型の 主語→動詞→目的語として成り立ったから。
それ以降のbefore からrobinsonはオカズ程度の役割の副詞なのかな ということは自ずと導き出せる。
before you can say jack robinson は「あっという間に」 という副詞。だから、「あっという間に」と言う副詞はあっても無くても、文全体の訳にはほとんど影響が無い。
で、ここでちょっとチクリと言わせて。
このbefore~jack robinsonの表現。調べずわかった人まずいないでしょうね。 前回の記事のoneの「我」と同じ。ここで初めて知って、「そんな表現あるん!?」 とネットで打ち込んで調べて・・・ って奴ばかりだろう。
あのねえ ネットネットネット・・・
「お前らアホか」と言いたい。ちょっとはネットの検索から外れて、辞書(本)の活字を調べろよ。
獅子の子とは本当にいないものよのう。
ま お前らにできることはせいぜいネット検索なんだろうけど。オレはそんなレベルの低いアホは相手にしない。(講義でも結構チクリという。)
はい 続けるよー
だからここ(副詞)がわからなければ
無視して訳したら良いのだよ。
そしてwhen以下の2番目の文に移行する。
「私がここにくるとき」
1番目と2番目の文を組み合わせて
「私がここにくるときに、彼は(あっという間に)仕事を終わらせてしまっていた」
あっという間に なんてなくても
「ああ、私が来るときには終わらせたんだね」
ということは誰にでもわかる。
早かれ遅かれ
終わらせていたことに間違いは無いのだよ。
副詞は無視して訳しても
ある程度点はもらえる。
だから「×がくる」ということはないので、気を楽にして
副詞は無視をして訳そう。
ということです。
日本人って非常におかしいもので
「完璧に訳さないといけない」と変な固定観念にとらわれてるんだよね(笑)
これホント、不思議。
どこでそうなってしまったのか。
これも受験の弊害か。