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張本勲の守備は下手と言う巷の吹聴に客観的に実証     「守備率はやはり意味がある」

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張本勲氏の守備に関して

 

巷は「ヘタクソ」「お粗末」という思い込みしか持っていない。

 

それが客観的に新庄剛史レベルの良い?数値で示されていても

「数値は意味がない」「他の数値のほうが参考に出来る」

と示された良い数値を否定する発言までするバカが居る。(本当にバカだと思う)

 

こういう巷の心理(思考)を鑑みたとき

 

前回の記事の結論のように

「ただたんに、張本氏の守備を問答無用で『悪いもの』と思いたいだけ=良いとは思いたくないだけ」 ということがわかる。

 

 

 

今回は(も)、張本氏の守備に関して客観的に証明したい。

 

 

 

守備率というのは

 

(刺殺+補殺)÷(刺殺+補殺+失策) で導き出すことが出来る。

 

 

刺殺と補殺は簡単に言うとアウトに携わった回数と考えたら早い。

その分母に失策が含まれているだけではあるが

これが何を意味するか。

 

自分の守備機会(ボールが自分のところに飛んできてor転がってきて、ボールを処理する機会)で、いかにエラーをしないか(鉄壁さを誇るか) という意味になる

 

 

客観的に考えて

 

 

コレは十分にそのフィールダーの守備が

良いか悪いかを示す値になるということだ。

 

 

「守備率は意味がない(守備率でフィールダーの守備の良し悪しは測れない)」 という人が居るが、十二分にそのフィールダーの守備の良し悪しは守備率で測れると言うことであって、意味がないというのは矛盾する

 

 

ということだよ。

 

 

 

 

で、あまり馴染みがないのだが

 

RF(レンジファクター)と言う指標があるようで

 

(刺殺+補殺+失策)÷試合数

 

で導き出されるらしい。

 

分母が試合数になっている。

ここに着目すると、必然的に以下のことが言える。

 

 

その試合(9回)で自分がどれだけ守備機会に携わったか=守備範囲の広さ(処理する回数の多さ)を示すもの

 

 

そういうことだろう。

 

 

 

で、例に出すと以下の数値

 

 

1976年 山本浩二のRF(282+10+1)÷128・・・2.29

1976年 張本 勲のRF(167+4+7)÷130・・・1.37

 

 

この小数の数値から何が言えるか??

 

 

山本浩二は1試合(9イニングス)で2.29回守備に絡め

張本 勲は1試合(9イニングス)で1.37回守備に絡める

 

1回も差はない。が、1回の差と大きく見積もっても9イニングスで1度の守備機会しか変わらない

 

ということだ。

 

 

何がいいたいか?

 

 

1試合で1度絡むか絡まんか(1度絡むレベル)の値に、そこまでサルがいきり立ったように顔を真っ赤にしてこの指標を持ち上げるのはいかがなものか? そこまで大きく持ち上げるようなものではない

 

 

ということだ。

 

 

逆に、都合よく?

そのフィールダーのところにボールが飛んでこなければ

この値はどうしても低くなる欠点もある。

 

 

「それだけ絡んでない」 という人も出るだろうが

ゴロが多かったり、例えばセンター守備であれば引っ張りや流しで飛ばす打者との対戦ではレフトorライトがどうしても処理するようになるので、センターはなかなかこの値は伸びない(低い)可能性も十分に出てくる。なかなかセンターバックスクリーン方向へ大きく飛ばすのは難しい。ゴロで抜けさすのも困難だ(投手→セカンド(ショート)という2つの位置を抜ける必要が出る)

 

 

 

 

ここに着目するより

 

1・・・そのフィールダーが「守備機会に絡んだ際」

2・・・いかに鉄壁に守れるか、エラーをしないか(守備率)

 

の、その選手の上手いか下手かを見る主観的要素のほうが

よほど客観的データとして信頼できる。(断っておくがキチンと捌けるか否かの守備の上手さを見ることの判断だ)

 

 

 

例えば上に出した例(データ)の
1976年の張本は、実際絡める回数が山本浩二より少ないのに
やたらとエラーを喫しており、守備率は実際に悪い。



単純に以下のことが言える。



巷の「守備率で守備の上手さは測れない」「守備率には何の意味もない」というのは大間違いで、十二分にそのフィールダーの守備の優劣を測る指標として価値がある


ということだ。

 

 

 

最初のほうでも書いたが

守備率の計算式

 

(刺殺+補殺)÷(刺殺+補殺+失策)

 

から、アウトに携わった回数に失策を加えていて

後者が分母であるので

 

そのアウト処理にいかにエラーをせずに絡めるか

 

の意味を持つからだよ。

 

 

ここで、以前コメントでもあった内容をぶり返す。

 

 

 

「守備範囲が広ければ、それだけ多くの打球を捌くのでエラーが付く。新庄の守備率が悪いのは、多くの打球を捌き、守備範囲が広かったからだ。新庄は名手だ。」

 

 

 

 

この内容について。

 

 

 

守備率は、自分の捌く打球(守備機会)において如何にエラーをせずに捌けるかの鉄壁さ、堅実さを示す十二分に証明になるもの

 

 

と示したが

 

 

この結論から、上記コメント「新庄は名手だ」は

矛盾する内容になる。

 

 

実際に

 

 

新庄の守備率は0.986で

張本の守備率0.981と殆ど大差がない。

 

 

 

結論としては

 

 

 

巷の「名手」という発言に関しては

何の客観性(データ)も持たず、新庄の良いところ(肩のよさ)やそのとき(現役時代)の良い印象しか持っておらず、良い判断しかしていないため「名手」と錯覚している。

 

 

ということだ。

 

 

要するに

 

 

データ上、新庄は守備率で関して言うと

鉄壁さ、堅実さは無かった(データ上事実)

 

 

ということは確実にいえる。

 

 

 

そこで

 

 

 

「新庄は名手だ」「張本は守備がお粗末だ」

と言う発言も矛盾してくる。(データ上、新庄も率からお粗末であるのは間違いない)

 

 

だから結果的にこういうことも言える。

 

 

巷は、ただ単に、張本の守備を問答無用で悪く思いたいだけで、良いと思っている選手(例 新庄剛史)に対しては、数値が低かろうと「良い。名手」と思い込みたいだけの話

 

 

ということで終結する。

 

 

 

簡単に言うとコレだ。

 

 

 

新庄が名手なら、張本も名手。

新庄が下手なら、張本も下手。

 

 

 

 

 

 


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