巷では、張本勲氏の守備を
「守っても安打製造機」
「守備はお粗末」
と言う始末。
オレは非常にこの状況に訝りを覚えると言うか
「お前ら、アホだろ」 と言いたくなる。
と言うのも、以前書いたと思うが
張本勲の守備率は悪くないからだ。
あくまでも「守備率」=「失策の少なさ」「いかに失策をしないか」に関しての話だよ。
以下のリンクは
張本勲氏の外野守備データ。
http://2689web.com/ind/1959060.html
外野守備 2429試合 失策77
守備率は
0.981
細かく(詳しく)この値を説明すると
100回自分のところに来たボールを処理するときに1~2回(まあほぼ2回)ミスする。
これが0.981のポテンシャルだ。
これを頭に入れて
なぜか名手と誉れの高い
新庄の守備率と比較するから見てみろ。
http://2689web.com/ind/1991033.html
新庄の守備データ
外野守備 1348試合 失策41
守備率は
0.986
張本氏より5厘上なだけだ。
5厘(0.005)
この値を、お前らどう解釈する???
小学校の算数も出来ないおバカな張本嫌いの新庄マンセーのお前らに、幼稚園児でも分かるようにオレが細かく説明してやる。ありがたいと思え。
0.000(ひゃくぶんりつ)
てんのまえは100ぱーせんとをしめす。
だから、たとえば、1かいくじをひいて1ぱつであたったとしたら100ぱーせんとなので、1.000(もしくは1.00)としめす。
てんのすぐうしろ(1つうしろ)は「わり」といわれ、「10ぶんの~」をしめす。
だからここが0.3だったら、10ぶんの3をいみし、10かいのうち、3かいあたりですよ っていみだ。
てんの2つうしろは「ぶ」といわれ、「100ぶんの~」をしめす。
だからここが0.03だったら、100ぶんの3をいみし、100かいのうち、3かいあたりですよ っていみだ。
てんの3つうしろ(ここではさいご)は「りん」といわれ、「1000ぶんの~」をしめす。
だからここが0.003だったら、1000ぶんの3をいみし、1000かいのうち、3かいあたりですよ っていみだ。
ほんとうは、りんのうしろに、「もう」(10000ぶんの~)、「こつ」(100000ぶんの~)、「し」(1000000ぶんの~)もあるが、あまりいっぱんてきではないので、「りん」まででとめておいたよ。
さあ、これで百分率はわかったね?
先ほど書いた「りん(厘)」の値を見てみる。
張本の守備率は0.981
新庄の守備率は0.986
差は0.005(5厘)だ。
0.005(5厘)と言えば
1000回自分の所にボールが来て処理すると
新庄は張本に比べ5回ミスしない(張本は新庄に比べ、5回ミスをする)
約分すると
1/200の差でしかない ってことだよ。
非常に微々たる値だ。
そこに着目して
やれ新庄は名手だ
やれ張本はボロクソな守備だ
お前ら、率のことわかってんの???
って小一時間問い詰めたい。
張本氏を擁護する気は毛頭ある(ないじゃなくて、ある ね)から言わせて貰う。
ゴールデングラブ賞が創立されたのは
1972年だ。(当時はダイヤモンドグラブ賞という名前)
張本氏が現役14年目 32歳のとき。
張本氏は生涯現役23年のうち、6割を終えたころだよ。
それまでの張本氏の守備率で0.980台後半~0.990台が何年あるのか調べると
6年もある。(実際72年の守備率も0.988で優秀。72年も含めると7年もある)
72年以前にゴールデングラブ賞が創立されていたら
張本氏は5~6回はゴールデングラブ賞を受賞していてもおかしくない。
張本氏の守備をやんやかバカみたいにコケにするアホたちは、それを頭に入れておけ。
実際
新庄はゴールデングラブ賞を受賞したのは10回。
そのうち8回は0.970~0.980台の低数値での受賞だ。
その低数値でも受賞できていたのが
新庄の現役時代 ということもちゃんと頭に入れておけ。
何がいいたいか???
新庄のときは、外野手に余程のカスしかいなかったんだということだ。
え? だから0.970~0.980台でゴールデングラブ賞とれたんだろ?? 違うか?
あのねえ
張本は1978年 守備率1.00(100%)でも受賞できてないんだよ。(恐らく張本に対しての悪い偏見があったのだと思う)