1978年 日本シリーズ第5戦
阪急・山田久志から勝負を決める3ランを放ってヒーローインタビュー。
そのときにインタビュアーから
「最後は同じ下手投げの足立投手に絞られると思いますが、いかがですか」
とたずねられ、一言。
「まあ、足立さん上手いですからね、ピッチングがね。でもなんというんですか、あのー・・・
2試合も続けてですね、足立さんに抑えられるということはウチの打線では考えられないと思うんですがね、今までどおりチームバッティングを心掛けておりさえすればね、この前のような失敗はね、しないと思います。」
この発言は、第3戦で足立投手がヤクルトを完封し
ヒーローインタビューで
「日本シリーズは西宮で終わりますよ(笑)」
の強気な発言に対しての反論であり、大杉氏のこの発言のとき
盛大な歓声と拍手喝さいが沸き起こった。(興味ある人はナンバーのビデオ 日本シリーズ・ヤクルトvs阪急をご覧ください)
大杉氏の凄い所は、有言実行。
最終戦でその足立から1発目の本塁打。
代わった山田久志から文句無しの正真正銘の2本目。
終わってみれば、4番成績 0.310 4本 10打点。
日本シリーズ4本塁打は日本タイ記録
10打点は日本記録
阪急黄金時代をたった一人で壊滅させた。