前回の記事の続き。
難しいですかねえ。
辞書にも詳しい説明は出ていませんからね。
参考書にも勿論、出ていません。
では、理由を綴っていきます。
といいたいところですが、ちょっと用事があるので
すぐに出ないといけません。
13時ごろ帰宅するので
帰宅後この記事に上書きします。
----------ここから
帰宅しました。
さて綴っていきます。
交通機関の場合「~に行く」というとき
前置詞の方向のtoは絶対に用いません。
なんども書いてきたように
前置詞のtoは一直線を示すtoであり
色々な停留所や駅に停まって、乗客の乗り降りがある交通機関では回送でないかぎり絶対に無い。
急行でもどっかの駅には停まって、乗客の乗り降りが必ずある。
前置詞toを交通機関に用いると、その乗り降りも一切無く、目的地まで一直線と言う意味になってしまい交通機関の役割が外されてしまう。
だから交通機関で「~に行く」と言う場合は
必ず方向を示す前置詞のforを用いなければならない
と指摘した。
方向を示す前置詞のforは色々なところに行き、最終的に目的地にたどり着くという意味がある。
だから新幹線や列車、バスの英語表示案内でも
this bus is bound for shinagawa station.
と表示される。(メンドウなので、すべて小文字で書いた)
新幹線に乗ったら
新幹線車内の英語表示案内を見てみれば良い。
for をキチンと使っているから。
で、一番の疑問である
なんで主語が人の場合
「~に行く」というのは絶対に一直線を示す前置詞toなの??
という話。
「言語」というのは奥が深く難しく、何でも理屈でいけるわけじゃないけど
少しならいけるんだよ。
人はそれぞれ、その目的地だけを見据え、「そこへ行きたい」と端から捉えているからだよ。しかもその人それぞれの「○○へ行きたい」というのは、その人だけにしかわからないこと。
「○○が最終目的地だが、そこへ行くまでに××や△△に寄りまーす」と公にして必ずその通りにし、更に誰もわかっているなら、方向のforだ。
「え? ちょっと待って?? でもその目的地に行くまで、その人って、セブンイレブンに寄ったり、トイレ休憩とかもするんじゃないの??だからそういう場合だったら人の場合もforだろ?」
いや、それは違うんだよね。
ちょっと考えたらわかる。
さっきも書いたが公にしているかしていないか。
そして必ず寄り道をしてその通りに必ず行動するかどうかだ。
交通機関は、「~行き」という最終目的地が明記されてはいるが
そこに行くまでの色々な中継地点が明記されている。
そして実際に必ず停まる。
そして人の乗り降りも必ずある。
しかし
人の「~に行く」の場合は
「寄り道をする場所」を公にして、必ず目的地に着くまでに
その通りに行動するわけではない。
すべて、その場の思いつきの行動で決まってくる。
トイレに行きたいと思えば、そのときにどっかによって
トイレを借りる。 腹がすいたと思えば、そのときに適当な店を探して寄り道をする。
交通機関は、人のようなその場の思いつきの
適当な行動はしていない。
だから人の場合は一直線を示す方向のtoで定められる。
前置詞は非常に難しい。
どういうときがどの前置詞なのか 文・ニュアンスの方向性を決めるだめに
非常に重要な品詞であって、軽視してはならない。
オレは「解く」よりも「理論」「なぜそうなるのか」を大切にする人間なので予備校でもかなり「説明」に時間を割く。
しばらく、前置詞の話を続けていくことにする。
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「~に行く」の場合 交通機関に方向のtoは用いず、人の場合は方向のtoを用いる理由
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