打率に関して引き続き記事を書いていきます。
先日
打率差0.040は年間20安打しか違わない
ということを書きました。
これがその最初の記事。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11276257645.html
0.324の打率の人と、0.280の打率の人の打撃数値に関して
記事を書いてますので、そこを参照しながら今回の記事を読んでいきなさいね。
確率論が全く理解できない人たち(率を整数で判断する人たち)に
もう一回打率差0.040を説明します。(百分率を説明します)
百分率は小学校で習います。
打率0.040というのは「分」の位です。分は
/100
の位です。
なので、0.040というのは、4/100
即ち
100打数4安打
それが打率差0.040なのです。
4/100は約分できます。=1/25
25打数で1安打違う。
これが打率0.040差のポテンシャルだと覚えておけ
と先日書きました。
これを更に試合数で考えて見ます。
大体、1試合4回打つ機会が与えられます。
それが4打数と言う表記です。
なので、25打数1安打ということは、
7試合目(の最初)で1安打違ってくる
年間で考えると、140試合消化するとします。
7試合で1安打が打率差0.040のポテンシャルであるので
140÷7=20
打率差0.040は年間で20安打しか違ってこない
ということになります。
ここまで書いて、もう一度言いますが
「その20安打が大きいんだよ」
「7試合に1安打が大きいんだよ」
と言う人がいるでしょう。
要するにこういう事です。
「その20安打が全部ホームランだったり、長打だったり、打点がつくヒットだったらどーするんだ!!」
これが、0.040差を「大きい」という打率妄信者たちの言い分なんですね。
確かにその理屈は分かりますし、20安打が全部ホームランだったり、長打だったり、打点がつくヒットだったら、それは非常に大きいでしょう。
でもそれは、そうなるとは限らない。(逆説ではそうならないとも言えない)
なので実際我々は
「結果論」
でしか判断できないわけです。
そこで上記リンク先で出した、イチローの例(イチローの悪い例)です。
イチローは実際、結果論で
打率は0.280の打者よりも0.324で0.040高い事実があります。
「しかし、その打率0.040高い恩恵を他の打撃(本塁打、打点)で活かせているのか?答えはノーだろう。0.040高いのに、他の打撃が反比例して伸びて居ないという事は、それだけその他の打撃能力が乏しいと言うことだ。大きく劣るところは度外視して小さな差(打率)ばかりを吹聴して偉大な打者のような扱いはいかがなものか」
そこを指摘したんですね。
逆に、0.280の打者は0.040劣りながら
他の打撃はイチローを大きく突き放したものであって、総合的にみれば
0.324の打者(イチロー)より0.280の打者の方が優れていると言うことは事実として浮かび上がります。
だからオレはかなり疑問なのですよ。
オレは打率ばかりに着眼点を置く人に、以下のように逆に質問したい。
「7試合に1安打、即ち年間20安打しか違わない0.040(打率)にどうしてそこまで意固地に拘るんですか?もっと着目すべき点(大きい差)はあるのに、どうしてその大きい差(本塁打や打点)を見ずに、小さな差(打率)ばかりを見るんですか? どうして本塁打や打点の部分は度外視するんですか?そこの差の方が打率差(0.040)より遥かに大きいでしょう。」
↧
打率妄信者たちへ質問 「打率差0.040は年間20安打しか違わないのに、なぜ打率ばかりみる?」
↧