3年前に書いたものを、コピーして、再度(付け足しも入れて)書きます。
史上2番の日本人メジャー選手として活躍した
野茂英雄投手。
彼は、伝家の宝刀 フォークボールで奪三振の山を築き
メジャー12年間で1918もの奪三振を記録しました。
投球回数1976なので、ほとんど1イニングに1回あるかないかの三振を奪ったことになります。
また、12年で123勝も記録し
メジャーでは2度の無安打無得点試合を記録しました。
野茂英雄を語る上で、殆どの人は
「メジャーのパイオニア」
「無安打無得点試合2回」←(ノーノーとアホみたいに略すバカもいる)
の2つを取り上げてきます
しかし
野茂投手の最大の欠点は安定感の無さ。
そして制球力の無さ。
要するに
「防御率の高さ(悪さ)」と「与四球率の異常さ」です。
これは、日本時代とメジャー時代両方とも言える事です。
野茂の成績のサイトです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8E%E8%8C%82%E8%8B%B1%E9%9B%84
日本5年の防御率は3.15と「普通」(本当に普通)ですが、異様な与四球率を弾き出しています。1~2イニングに必ず1個は四球を与えているペースです。
日本時代の野茂は「三振かホームランか」ならぬ
「奪三振か与四球か」の投手であることがわかります。
メジャー12年の防御率は4.24です。日本時代より更に安定性が欠け、与四球率も日本時代と然程変わらない状況です。
これは素直に、野茂の「無四球試合が4試合しかない」現実を見れば明確です。これは単純に「制球力の無さ」を証明するものになります。
野茂の安定感が無い(防御率が異様に悪い)カラクリは
「異様な与四球率でランナーを溜めてしまい自滅したため」
と考えていくほうが自然ですね。
だって、野茂の日本5年 メジャー12年のキャリアで
無四球試合は4試合しかないんですよ? あまりにもこれは異常でしょう。制球力が無さ過ぎと言う判断を下しても間違い無いです。
メジャー時代に於いて、野茂投手が防御率2点台だったのが
メジャーデビューの95年の1回だけで、その後
3点台(ほぼ前半)・・・3回
4点台(ほぼ後半)・・・8回
と安定感に欠けています。
防御率4.24ということは、野茂が登板したら
必ず、4点以上は取られてしまう ということです。
チームが勝つには
その4点をひっくり返す、5点以上をもぎ取らなければいけないのです。
貧打線のチームなら
かなりシンドイことでしょう。5点をとってひっくり返すには。
野茂は12年間で、123勝を記録しています。
シーズン平均、10勝となります。
野茂が平均10勝できたのは
ほとんどを当時の強打線チームで在籍していたからでしょう。(ドジャースやレッドソックス。12年中 8年)
貧打線のツインズとタイガースに在籍していたときは
実際に、強打線チームにいたころの防御率と変わらない防御率なのに
負け越しています。防御率も5点台弱です。(4.92と4.74)
ただ、運がよかったのは
今でも貧打線と揶揄されるブリュワーズでの12勝でしょう。
しかし、防御率は4.54でした。
価値があるのではなく4.54の防御率でも12勝できたということ。野茂が凄かったのではなく、味方が点を取ってくれて運よく勝ちが転がり込んだと考えるのが自然でしょう。
そこを考えると
野茂のメジャー12年の防御率4.24というのは
野茂が凄かったから123勝も出来たのではなく
防御率4.24であっても、味方がそれをひっくり返すような強打線チームに在籍していたから と言うことになるでしょう。
防御率が4.24でもシーズン10勝が可能 というのがメジャーのレベル・・・・
とそこまで言いたくはないですが
正直、その防御率でも10勝が出来てしまうのですから、メジャーのレベルを疑ってしまいがちにはなります。
防御率がその投手の能力になりますからね。
ただ、この評価はメジャーでの野茂投手の評価であって
近鉄時代の野茂投手の評価ではありませんので、悪しからず。
近鉄時代の野茂の評価は
1・・・安定感はメジャー時代と同じように無かった
2・・・三振を奪う能力は、日本プロ野球歴代トップレベル
3・・・2ではあるが、与四球率は異様で、制球力がないと判断されても問題ない
三振を奪う能力は秀でていたが
投手としてのレベルそのものとしては
「大したことはない(なかった)」
がオレの答えです。
正直
野茂の投手成績を見て
「あ 凄い投手だな」
と、オレは思いません。
そもそも、単純に
防御率も悪すぎるし、制球力も無い投手を凄いという人の神経(頭の程度)を疑います。
間違いないと思いますけど
野茂を凄いという人は
投手成績(しかも中身)をみて判断しているのではなく
・メジャーのパイオニアという反事実(事実は、村上雅則)。
・12年メジャーに居た事実。
・無安打無得点2回という事実。
この1点の反事実と2つの事実だけに捉われて(この3点が一人歩きし)「凄い」と錯覚しているだけだという事です。
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野茂英雄はあまりにも過大評価 「奪三振能力以外大したことは無い。安定感もない」
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