日米通算という合算数字は
日本人が日本人選手を大きく見せるときに取り上げるときに用いられる数字です。
早い話
海外で活躍する(した)日本人選手にしか使わない
といったほうがよいでしょうね。
現に、メジャーリーグから日本プロ野球にきて活躍し
日米通算2000安打以上を放っている外国人選手は
オレの知る限り、以下。
マティ・アルー(太平洋)
レジー・スミス(読売)
ビル・マドロック(ロッテ)
ウォーレン・クロマティ(読売)
フリオ・フランコ(ロッテ)
アレックス・ラミレス(横浜)
アルフォンツォ・ソリアーノ(広島)
しかし、彼らは、勿論騒がれてませんし
勿論
日米の違う土俵(国)の数字が合算され
どちらかの国の公式記録で掲載されていることはありません。
それは当たり前で
そういうことをしたら、その国で数字を残す(記録を残す)意義が根底から覆され、その国の記録を司る機関(例・日本プロ野球では「日本野球機構」)の「存在意義」も否定され、秩序も乱れるからです。
しかし、面白いことに(悪い意味で面白いことに)
「海外で活躍している日本人選手にだけ」は
「日○通算」という造語を使い、どちらかの国(もしくは両国)であたかも成し遂げたような扱いにし
その国の公式記録にブチ込もうとしてきます。
ホント
こういう日本人の行動って、おかしくないですか!? 素直に記録として認めるどころでなく「おかしい」という感覚しか生じません。正常な感覚の人であれば、オレのような感覚でしょうよ。
「えー、日米通算数字(記録)、おかしくないやろ!? 認めて何がおかしいの!?」
そういう人に、上記に出した助っ人7人の日米通算安打を算出し
日本野球機構公式記録
http://npb.jp/bis/history/ltb_h.html
を元に、次のようにオレが数字を作成し、ランキングを作ります。
1位 張本 勲 3085安打
2位 野村克也 2901安打
3位 フリオ・フランコ 2872安打
22位 秋山幸二 2157安打
23位 レジー・スミス 2154安打
24位 宮本慎也 2133安打
25位 ビル・マドロック 2123安打
26位 清原和博 2122安打
27位 小笠原道大 2120安打
29位 谷繁元信 2108安打
30位 ラミレス 2103安打
31位 ソリアーノ 2097安打
31位 古田敦也 2097安打
35位 有藤道世 2057安打
37位 クロマティ 2055安打
37位 加藤秀司 2055安打
40位 新井宏昌 2038安打
41位 マティ・アルー 2035安打
42位 松井稼頭央 2034安打
正常な思考の人なら
「はぁ!? ガイジンの奴ら、日本でそんなに打ってねーだろ! 日本の公式記録に組み込むんじゃねーよ!」
はい
そのとおりです。打ってません。
でもさ
日米通算数字(記録)をどっちかの国(もしくは両国)の公式記録に強引に組み込もうとしている(組み込んでいる)輩は、それと同じことをしてるんだよ。自分達の「日本人選手の日米を合わせた数字」を短絡的に認める行動は棚に上げて黙認しているくせに、外国人選手の合算数字を「おかしいだろ!」というのは都合が良すぎと言うか、「アホの極み」だろ。
日本人だけ日米通算を認めて、助っ人外国人の合算数字は無視。
そして日米だけは認めて、日韓、日中、日台などの合算は認めないという矛盾も非常に滑稽でもある。
「レベルがメジャーのほうが高いから」
という極限のアホがいるが
そこにはレベル云々と言う下らん話は問うていない。
違う国の数字をあわせて、恰も公式記録のように扱うこと自体が無味乾燥だと言う話なんだよ。
そこにはレベルの話は無関係だ。
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日米通算記録(数字)は無味乾燥 「外国人の米日数字を日本の公式記録に組み込んでも良いのか」
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