昔の投手が20勝30勝をおさめることが出来ていたのは
「先発だけではなく、中継ぎ・抑えにも登板して勝ちを拾っていた」
というのが一番の要因であるのは間違いないと思います。
事実、金田正一の先発だけの勝利数は
400勝のうち、270勝ほどで130勝は中継ぎ・抑えでの登板によるものです。
とはいえ、オレは、金田正一の数字を卑下するつもりは毛頭ありません。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E7%94%B0%E6%AD%A3%E4%B8%80
上記リンクは金田正一氏の成績です。
史上最高の投手は金田で間違いないと思います。
先発登板569だけで270勝を成し遂げたこと。
先発に抑えに中継ぎにフル稼働だったこと。
連投に連投を重ねて、無尽のスタミナを誇っていたこと。
弱小国鉄で353勝を重ねたこと。
連投のさなか、569先発もあり365回も9回完投を成し遂げたこと。
そして防御率2.34を誇ったこと。
諸々を鑑みていくと
やはり金田は日本プロ野球80年の歴史で
間違いないナンバーワンの投手であると断言してよいでしょう。
金田を例に出しましたが
金田だけに限らず、昔の投手の勝数が多いのは、先発にも抑えにも中継ぎにもフル稼働だったからで、勿論、今のように分業制であれば、当然勝数は減ったのは間違いないでしょう。実際金田氏の先発オンリーの勝数は270程で大きく下がってますから。
しかし、現代のプロ野球(メジャーリーグ)を持ち上げている人は
よくよく冷静に考えてもらいたい。
じゃあ、現代の投手が
昔のように、先発が抑えにも中継ぎにもフル稼働できる状態であれば
金田の記録を超えられるとでも言うんですかね? 20勝30勝を平気で超えられるとでも言うんですかね??
オレは、絶対に無理だと思ってます。
簡単な理屈です。
分業制というのは、あくまでも野球機構やその球団で制定された「法」ではなく
個人(球団)が「先発→中継ぎ→抑え」と分担させて行きます と勝手にやっているだけの話です。
ということは、先発が中継ぎにも抑えにも、オレが投げて勝利に導いてやる。9回まで投げ切って、お前ら(中継ぎ・抑え)の役割は担ってやる(負担を減らしてやる)
ということも言っておかしくはないんですよ。
絶対に先発は先発しか登板してはいけない
という決まりはどこにもないんです。
そこまで、現代を持ち上げる
現代プロ野球(メジャーリーグ)のファンや、現役選手が
「今のほうがレベルが高い」 と豪語するなら
お前らが先発にも抑えにも中継ぎにも登板して
連投して、1回でも良いから30勝40勝をシーズンで稼いで見ろよ
って話です。
でも1度もやらないですよね?
やらないってことは
やらないのではなく、その力がないって事です。
現代を持ち上げているファンや現役選手は
傍から見れば、分業制を都合よい言い訳にして
今を持ち上げているだけにしか見えない。
昔は球速が遅いから、そんなに投手の負担が掛からないから連投が出来た
とかバカ面で言い訳する現代ファンが居ますが、単純に球速は50年でも10キロも向上してませんよ。「人間」ってのはたかが数十年で躍進的にレベルは向上しません。
先発に登板して9回まで投げきり
中0日(翌日登板)、中1日、2日と連投連投がいかに酷使が酷く
とんでもない時代であったか。 よくよくその状況を考える事です。
先発だけの登板が当然の現代で、しかも中4日で弱音を吐く選手がゴロゴロしている現代。
そんなレベルの選手が集っている今のほうがレベルが高いワケがない。
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昔の投手が多大な勝数を稼げてたのは先発抑えにフル稼働だったから 「しかし現代の投手には無理」
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