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大杉勝男と広沢克己 どちらがスワローズの4番か       「完全に大杉氏」

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スワローズで4番を張った大杉勝男氏の後釜は
広沢克己でした。

大杉氏から背番号8を譲り受け
中には

「広沢は背番号8を汚した」

と揶揄するファンも少なくない。



色々調べたら
スワローズの歴代で4番回数が一番多いのは
大杉氏ではなく、広沢氏です。



しかし、スワローズの4番 というのは
やはりオレらの年代では大杉勝男 という印象があります。





大杉氏はスワローズで9年間
広沢氏は10年間の現役でした。



実働年数もほぼ同じで都合がよいので
打撃成績を比較して、どちらがよりスワローズの4番にふさわしいのか調べてみます。




●大杉勝男



3599打数
1057安打
199本塁打(
打数/本塁打=本塁打率18
688打点(打点/打数=打点率0.191)
348長打(長打確率9.7%)
461三振(三振/打数=0.128)
1811塁打
長打率0.503
打率0.294
Isop0.209(長打能力)




●広沢克己


4658打数
1301安打
228本(打数/本塁打=本塁打率20.4)
719打点(打点/打数=0.154)
441長打(長打確率9.5%)
1107三振(三振/打数=三振率0.238)
2209塁打
長打率0.474
打率0.279
Isop0.195(長打能力)







どうでしょうか??




大杉勝男氏のスワローズ時代の打撃成績を見ると


1・・・打率が0.300近く
2・・・高打率に加え、本塁打率が18とホームランバッターの領域にいる
3・・・打点率が0.200弱で神がかりな勝負強さ
4・・・ホームランが打てながら、三振をしていない
5・・・長打能力が0.200を超えて十分な長距離砲




以上の結果が客観的にわかります。



広沢氏を見てみると


1・・・打率は大杉氏に劣る
2・・・コンスタントに20本台を連発しながら本塁打率は20以上
3・・・そこまで勝負強さを発揮していない
4・・・1~3であって、なおかつやたらと三振を喫している
5・・・長打能力は0.200にも達していない



ということも見えてきます。



大杉氏の後釜が広沢氏であって
広沢が背番号8を汚した というファンがいますが




確かに広沢が背番号8を汚したと言っても過言ではないかもしれません。




それにしても、ヤクルト時代の大杉氏・・・




すごい打撃成績だったと思います。




本塁打率18とホームランバッターの領域にいながら
三振率が0.128と三振する確率がかなり低いです。

確か大杉氏の19年間の通算三振率は0.145でしたので
スワローズ時代はかなり三振をしていないことになります。



巷のイメージとしては


大杉=振り回す


というものかもしれませんが



大杉勝男=ホームランを驚異的に放ちながら三振をしない



ということも良くわかる結果が出ています。




やっぱりスワローズの4番は
広沢ではなく、大杉だ ということも間違ってないですね。







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