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受験英語(受験の言語)にとらわれていると、表現力が乏しくなる   「教科書通りの表現」

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題目のとおりです。

以前にも受験英語(受験の言語)に関して
警鐘を鳴らしましたが、再度綴っていきます。

受験英語に携わる仕事をしていて
良く思うことが題目のことです。

で、どうしても仕事上

受験に出そうな表現
受験に出る表現
受験に出なさそうな表現
受験に出ない表現


この4つを選別して生徒に指導していくことになります。

どうしても力を入れるのが上2つ


ということは
上2つに偏向していくということになります。



そうなると、どうしても


生徒も試験に出る表現ばかりを覚えて
社会に巣立つことになります。


そこから


仮に社会で言語(ここでは英語とする)を活かす場面に遭遇したとき
どうしても上2つの表現に大きく偏っているので、試験の為の表現に傾斜した内容になってしまうということです。



では、例によって、例文を
と言いたいところですが、以下の日本語を英語に直してみてください。
簡単です。



「出来るだけ早く、この場から立ち去ったほうが良い(オレが怒号あげる前にね)」
(ちょっと脅しっぽく言う感じで)


大体殆どの人が、以下のように英訳するんじゃないですかね?
(面倒なのですべて小文字で行きます)


you had better leave here as soon as possible.



「~したほうがよい」というのは had better で学校で教わるので
そうするひとがほぼ全員でしょう。


「離れる」「立ち去る」は学校でleaveで教わっていると思うので
leave統一かもしれませんね。


しかし


そういうのは機械的にかつ強制的に
「そうしなさい」「そうしないとダメだ」「そういう表現で書きなさい」とインプットされているということを意味する。だから学校における受験に縛られた人は、こういう「単調な表現」しか出来なくなる。要は、幅が狭すぎるのだよ。





オレだったら、こう表現する。



you better get the hell outta here as soon as possible.



ネイティブの表現
口語表現

こういうものがどういうものか実際に知っている人なら
色々と表現法を知っているし、場に応じた使い分けも出来るので
それなりに幅が広い。


オレが上記の表現を出したのは
オレは相応の力があるのだよ
と言うことを言いたいのでは毛頭無く


「脅しっぽく言う感じで」 ということを付け加えていたからだよ。


知らない人が殆どだと思うが



had betterのhadは実際ほとんど付けられない。
口語ではまずbetterだけだ。(ただし、受験ではちゃんとhadをつけよう。×を下される可能性が高い)

それと leave には脅しっぽい意味を含めた「去る」「出て行け」「帰れ」「立ち去れ」の意味は無い。あるのは get the hell だ。(こういうことを覚えていれば実際、会話は楽しくなる)





受験の英語(言語)は先ほども指摘したように
この表現はコレ、あの表現はアレ と一方通行で結び付けてしまうので


どうしてもニュアンスも考えず表現してしまう。



だからコレも良く指摘されるが



日本人の使う英語(外国語)は
かなり場違いにとられることが非常に多い





オレは生徒によく指摘(忠告)はしているが



学校(受験)の英語はあくまでも
文法目的のものであって、そこで学ぶ表現は
さらにあくまでも、文法の例文上で使われているだけの表現であって会話(対話)として成立する内容ではない




ということだ。



だから、過去に

交通機関で方向の前置詞toを使うとおかしい
と指摘したことがあるが、これと同じだ。




文法上は this train goes to tokyo station. でも通用するが
実際のニュアンスは非常におかしい。



文法上の間違いは一切ない。だって、キチンと第一文型の形をとっているから。
しかし、この表現がそのままリアルで実戦の場で通用するかといえば、通用しない ということだ。







 

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