大学入試センター試験の日になると
決まって各地では豪雪に見舞われ、遅延や再試験の憂き目に遭っている。
この状況に見かねたバカ達が挙って
「入試を8月、9月に行え」
「入学式を米国のように9月に行え」
と言っている。
本当に何も考えてないからこそ、簡単にこういうことを発言するんだと思う。
本当に、こういうことを平気で発言するというのは
ゲスの極みならぬ、バカの極みだということを指摘したい。
入試を8月、9月にずらすと
どうしてもその時期にあわせ、学校での学習内容を進めないとならない。
ということは
8月、9月に入試を実施するということは
その時期には高校3年の内容をほぼ終了させる必要がある。
となると、同時に以下。
高校1年~3年までの学習進捗状況もすべて一新し見直していかないと8月や9月の入試には間に合わない。
今のペースのままでの8月、9月の入試は無理だ。
なぜか? 当たり前だろ。
今のペースのままで8月、9月入試を実施したら
学ぶ内容に偏りが生じていて、3年まで習っているところが中途半端であり
出題も中途半端な状況にとどまるからだよ。
いいか?
この状況で入試を8月、9月に行うということは だな
1年~2年までは満遍なく。3年までは
中途半端(4月~7月まで)な数ヶ月の間の内容しか出題されないということになる。
これがどんな偏り、弊害を学生たちに生じさせるかわかるか?
高校3年の内容は空っぽの学生が蔓延してしまうのだよ。
そうならないように、今後支障にならない程度の時期(1月中旬)に
センター試験実施をしているわけだよ。
オレは前にも書いたことがあるが
推薦入試は断固として反対だ。
その理由は過去記事を探って頂戴。
推薦で入った学生は実際、学習内容に偏りが生じている。
一般入試を突破する為に学習を重ねたわけでもない。
やはり推薦入試で入った学生、入ろうとしている学生は
実際に学習した内容が一般入試を突破した学生よりも低い(薄い)。
どうしてこういうことを言うかといえば
入試時期を8月、9月に行うということは
イコール、推薦入試を受けようとしている生徒の学習内容とほぼ変わらないレベルにとどまる危険性がある(最悪、推薦を受ける学生より低い可能性もある)からだ。
入試時期を8月、9月にするということは
非常に、学生にも学校側にも大きな危険性を生じさせるということをバカなお前たちは深く考えなければならない。
入学式を9月に変更するということも基本同じだ。
9月に行うということは
入学試験も同時に大きくずらす必要がある。
更に
小学校からの入学もすべてずらさないと
学習内容に支障をきたし、9月の入学式に間に合わない。
高校だけ、時期を変更するわけにも行かない。
1月(センター)入試、2月~3月入試、3月卒業、4月入学というのは
そういう複数の弊害が発生しないことをキチンと考慮したうえで実施されているのだよ。
オレはこの時期の入試で何ら問題は無いと判断している。