題目の件。その通りの事です。
この記事を書いたら外出です。
仕事には「技術」が当然必要であり
信頼や信用を得る為には、その仕事の「技術」が必要です。
例えば、車の「リペア」では
リペア技術が当然必要であり、その技術如何で
その道で成功するかしないかが決まります。当たり前でしょうね。
実際こういう人も居るでしょう。
「いくら腕があってもね。横柄なお店には行きたくないよ」
そういうことを言って、腕がヘタクソなお店で
接客が良い(気持ちよい)お店に変える人もいる。
そして目的そのものをはき違えてさえいる。
でもちょっと考えてみなよ。
確かに腕がピカイチでも横柄な店では気が引けるし
通いたくない気持ちが出るとは思う。人間は感情で生きてるからね。
オレも「嫌だな」とは思うが、それは一時の感情でしかなく
やはり腕にかなうものはないので、横柄でも腕のよい店に行く。
「腕じゃない。気持ちのよい接客だ」・・・
そういう人に小一時間問い詰めたい。
お前が最終的に何を目的で
「助けてくれ」とその店に駆け込んでいるかだよ。
「助けてくれ」の目的が接客か?? 違うだろ。
接客が第一でそこを目的に「リペアショップ(例車のリペア)を選んでいるなら何も言わないし、矛盾もしてない。でも、その店に助けて欲しいのは接客ではなくリペア技術だろ?
だから
リペア技術を求めてお店に駆け込んでいるのに
それ以外のことをああだこうだ言うのは矛盾しているのだよ。
これは、塾の世界でも言えること。
オレは現在教育の世界(予備校)にいるが
大学生のとき、バイトである小さな個別学習塾を数件経験した。
今でも覚えているが
その経験した小さな学習塾に通っていた学生たちに
講師の教科指導力を求めていた「本気」の学生は皆無だった。
こいつら何を目的に学習塾に来てるのか、非常に訝った。
「この先生、教え方上手いな」という先生に限って
なぜか生徒は寄り付かず、授業があまり無かった。(他の塾と掛け持ちしていたから授業を少なくしていたのか それは知らない)
教科指導の上手な先生は逆に敬遠されていた。(ということは、生徒は点数を上げよう、志望校に合格したいという本来の目的では通塾してないことになる=生徒側の行動の矛盾)
傾向を探ってみたら多く授業が入っているのは
・当たりのやわらかそうな講師
・人がよさそうないつもニコニコしているような講師
・生徒に良い様に振舞っている(生徒に媚を売っている)ような講師
ここだった。
そういう講師には
生徒から「指名」がきて授業が入る。
勿論、塾長が
「この講師はいつもニコニコして生徒に当たりが柔らかいから生徒もとっつきやすく
個別という塾では重宝するね」と踏んで、意図的に授業を組んでいたのもあるだろう。
大体、個別塾という塾では、授業の組み方は塾長の一存だろうね。
そして、そういう個別塾でよく見られる風景は
生徒と講師が仲良くなり
ナアナアになり、授業が疎かになっていく
個別塾(特に小さな個別塾)において
成績の良い生徒、本気で学習しようとする生徒がいないのは
そういう状況に陥っているのが大きいと思う。
要するに
そういう塾に通う生徒は
元々、本気で学習しようとする気で塾の門を叩いているのではなく、とりあえず親が行けというからそこら辺の近くの塾を選んで「勉強した気」「しているような態度」を親にみせている。大手の予備校に行く度胸も、そこでやっていく力も無いけど、とりあえず塾には行けと親はいうからワケのわからん塾を選んでその場をしのぐ
そんな状況で塾を選んでいるのが
小さな個別塾に通っている生徒の本質なのだろうと思う。
だから、そういう塾に通う生徒に
「本気の生徒」「成績の良い生徒(優秀な生徒)」「有名国公立を突破する生徒」がほぼ居ない(生まれない)のだと思う。
オチとして以下。
そういう塾に通う生徒には
教科指導が抜群に良いホンモノの講師は必要ないのだろう。(この時点で、もう生徒がおかしい)
学生時代、バイトで入っていたオレはそういう小さな塾は早めに切り上げた(見切りをつけた)。最短では、覚えているが採用されて3日で「辞めます」と伝えたところもあった。次に短かったのが1週間。
「オレが居るような場所じゃない。講師のレベルも生徒もレベルが低すぎる。そんなところに居ると、オレまでその程度と思われるのが嫌だ」
と伝えて去った場所で、周りの講師や生徒が居る前での発言だったのを覚えている。場の空気が一気に静まり返った。今思えば凄かったねえ。講師で何人か女性が居たが「何この人新入りに癖に・・」という暗い表情で睨んでいたのを覚えている。生徒たちはシーンと下を向いて静かになっていた。
そして大手の個別塾に行った。大手というだけあって、同じような生徒(相性を求める生徒)も居たことは居たが、教科指導さえ凄ければ、性格が悪くても毒舌を吐いても良い。耐えます。という「割り切り」ができている生徒が居た。 そこはオレにとって活動しやすかったし、自分の力も十分発揮できた。期待にも応えようと奮起した。
代ゼミとか東進とか大手の予備校は
生徒も「講師の教科指導」を目的にそこだけを選んでいるのだと思う。
毒舌の講師でも、指導力があるから生徒も不問にして向き合える。そういう割りきりが生徒もできている。そこは、経験して肌で感じた。
毒舌の講師でも生徒を小馬鹿にしり発言をしてもキチンと指導能力がよければ
素直に授業も多い。生徒も授業をとる(例 代ゼミの富田、西両氏がその典型)
そういう意味で、予備校という世界は本当の教科指導如何の実力世界だ。
オレにはそういう世界が合っていた。
話を車のリペア屋に戻すと
そういう授業の上手さ、講師の教科指導力以外で塾選びをしている生徒は
車が故障して車を治修理して欲しいとリペア屋に駆け込んだは良いが、どこからか目的をはき違え、「技術は凄いけどあの店は横柄だから行きたくない」 と技術云々より接客のことでああだこうだと文句を言い、本来見なければならないリペア技術を不問にしてしまっているのと同じ行動
だということ。
車の修理をして(成績を上げて・志望校合格に導いて)欲しいと助けを求めているんだから目的はその店(講師)の「腕」でしょ??? なんでそれ以外をああだこうだ言う(目的にする)の??
長く付き合える云々も大事だけど
そのお店の人間(講師)と個人的に関わりあいたいとでも思ってるの? 結婚したいとか(笑)仲良くなりたいとか(笑)
オレにはハッキリ言ってその行動が理解できない。
接客も確かに技術の一つだと思うけど
いつもニコニコ接客だけで事が足りるなら
オレは車のリペア技術は無いけどその世界で食っていけるよ。(要するに、誰でもやれるチンケな世界ってことだ)
この世界ってそういう世界なのか???
そうならオレはもう何も言わない。