以下の動画。
金田正一氏へのインタビューです。
恐らく、金田氏が50代前半くらいのときでしょうか。
誰もたどり着けない実績から裏打ちされるデカい口と態度で
何かと嫌われてしまう金田氏ですが
決して
「155キロは超えていた」
は誇張ではないと思います。
かつて、中京大学の湯浅教授の分析だと
長嶋を4打席4三振に討ち取ったときの投球の1コマは
154.3キロ
と結果が出されました。
動画を見てみると
1球目はチェンジアップ(でしょうかね)。
2球目はドロップ。
3球目は内角を抉るストレート。
これは恐らく140キロ後半~150キロ前半でしょうか。
動画(体感)では140キロ後半な感じがします。
間違っても130キロ台ではないですね。
そして4球目が異様に速い。
完全に長嶋が振り遅れてます。分析対象はこの投球かな?
3球目と打って変わって伸びもあり投げたと思ったら
すぐに長嶋のバットが振り出されています(しかも振り遅れのおまけ付)
この球速はまさしく
154~155キロ辺りだと思います。もしかしたらもっとか。
仮に
金田を
「130キロ台の投手」
「140キロ台の投手」
というバカがいれば、本当に何も知らないド素人だと断言します。
中にはこういうオバマ・・・いやオバカがいるので笑ってしまいます。
「昔の投手が140キロ、150キロ出せるわけない」
要は
「昔=レベルが低い 昔=球速が遅い」
と短絡的にかつ先入観で結び付けてしまってるんですね。
人の先入観や思い込みって
怖いものです。
感情で生きる人間ゆえの浅はかな性(サガ)です。
そういえば、かつて、コメントで
「(ヤクルト時代の)大杉は中距離打者だ」
というものがありました。
大砲・大杉と言われ続けたのに「中距離打者?」と疑い
このブログでも本当に中距離打者なのか分析しました。
確かに表面的な数字だけ(例 本塁打30本以上が2回だけ)の判断では
そういう先入観を抱いてしまうのは人間だれしも陥りやすいものだとは思いますが
冷静に数字を分析すると
ヤクルト時代の大杉は東映時代のような「大砲」ではないと思うが
長距離砲だったのは間違いないです。本塁打率18で 長打能力(isop)が0.209の打者が中距離なわけがないでしょう。更にこれで中距離となってしまうと、日本時代のイチロー(本塁打率31 isop0.169)で中距離打者と言われるのは大きく矛盾します
昔だからレベルが低い
昔だから球が速いわけない
クソみたいな先入観や思い込みを取っ払って
冷静に数字の検証結果や科学的分析の結果(これは思い込みではない)を
捉えていくべきでしょう。
現代人(特に昔を否定する人)の浅はかなところは
昔の否定(蔑む)行為に、何の分析も根拠もないところです。
まあ、この記事も「体感」を踏まえて書いており
金田氏の150キロは常時越えていた というのは科学的根拠も分析もありませんが
中京大学の湯浅教授の分析から、投球4球目の異様な速さを垣間見て
「まあ金田氏の発言は誇張ではない」
という結論です。
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金田正一の「155キロは超えていた」は誇張ではない 「常時150キロ前後は確か」
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