1983年 6月17日 対阪神戦。
1回裏 大杉氏は先制2ランを阪神の先発工藤から放つ。
しかし5回裏 阪神は1死2塁3塁のピンチで3番若松を歩かせ
2番手の左腕・池内豊へスイッチ。
4番大杉との勝負を選んだ。狙いは併殺ゲッツー。
阪神は大杉との勝負が裏目に出て
大杉からグランドスラムを浴びた。大杉はこの日6打点。
大杉はホームインをし、バックネット裏のファンに向けて
「ここが違うよ」 と力こぶを見せるパフォーマンス。
翌日大杉の発言。
「このオレをなめんな。」
その怒りは18日の対阪神戦も続いており
18日の大杉は先発・野村収から3本塁打の大暴れ。
日本プロ野球史上初の両リーグ2試合5発が完成した。(パ時代は1970年の8月6日対阪急戦3本・8日対南海戦2本)