現代のプロ野球(メジャーリーグも当てはまる)のレベルは低いです。
70年代後半をピークに
どんどんレベルは下がってきていますね。
残す成績は勿論
選手意識も含めてレベルは下がってきており
現代は最下層ではないでしょうか。
以前にも書いたように
客観的事実から今のほうがレベルが高いのであれば
今の選手はレベルの低い時代(昔)の数字は全て塗り替えて当たり前なんです。
塗り替えられないと言うことは
現代のレベルが不甲斐ない(実力もプロ意識も不甲斐ない)ということです。
非常に単純明快なことなんです。
中にはこういう人が居ます。
「今の時代は高いレベルが集っておりレベルが平均化している。平均化すれば数字は残し難い」
これは非常にアホ丸出しの言い訳なんですね。
打者と投手をみればすぐわかります。
日本のセパ両リーグ、メジャーのアナ両リーグを見れば分かると思いますが
打者でも3割30発のハイレベルを残した打者は僅かです。
日本では2人(山田、柳田)。メジャーでは3人(ハーパー、ゴールドシュミット、クルーズ)です。
高打率を維持しながら、本塁打を放つと言う両立できる打者の存在も居なくなっています。
そういう打者の存在こそ「貴重」と言ってしまっても良い存在になってきています。
これは打者と相対する投手レベルが上がったからですかね??
案外そうは言えない事実が出てます。
今年のセパ両リーグ個人成績 http://baseball.yahoo.co.jp/npb/stats/
今年のセパ両リーグ個人成績 http://baseball.yahoo.co.jp/mlb/stats/
非常に投手のレベルも不甲斐ないです。
防御率は1点台の投手が数名居ますが
「完投」自体が少なすぎます。
セリーグでは
最多完投が7 パリーグでは5
メジャーを見ると
最多完投がアリーグでは4 ナリーグでも4
もう分かるとおり
先発投手は休む間隔を異様に空けておきながら
投げきる行為すらしていない事実も浮き上がってます。(5回を投げきり投手権利を得て降板し、中継ぎ抑えに回す行為を繰り返している。で、投げてもないのに次の登板まで1週間くらいの間隔が空く)
こういう行為は
投手は体力温存しやすいと必然的に結びつけられます。そうすると先発投手は別に連投(中0日や1日)しても問題ないのでは??
でもしませんよね?? いや、出来ないんですね。
今の投手の投げきる行動の為のトレーニングを積んでないからですね。(投げきるスタミナ作り、投げる基礎体力作り。例えば足腰を作るトレーニングなど)
そこまで、投げきる行動をしていなくて
登板間隔を異様に空けておき、体力温存しておきながら
日本プロ野球でもメジャーでもこれといった突出した成績を残している投手は居ません。
セリーグでは投手防御率14位のランキングで3点台が5人
パリーグでは投手防御率12位のランキングで3点台が9人
メジャーを見ると
アリーグでは投手防御率20位のランキングで3点台が17人
ナリーグでは投手防御率20位のランキングで3点台が10人
投手成績(レベル)を数値で判断する限り
普通(並)レベルの投手が固まっているだけといっても良いと思いますがね。(実際、先発は完投数が非常に少なく投げてもないし体力温存できているのに、勝ててもない事実がある)
じゃあ、勝てない理由は打者レベルがすごいからか???
と思って打者成績見ても、高打率と本塁打数を兼ね備えた打者は数人しか居ない。
打者と投手の兼ね合いを見ると
「低レベル~普通レベル同士で相対しているので、低レベル~普通レベルの成績しか客観的に残せない単純な理由」
ということになってきます。
低レベル~普通レベルの選手はどういう状況であれ、自分の力を超越した結果は残せません。
現実、プロ野球もメジャーも打者も投手もそれ相応の成績と言うことは
選手達のレベルがその程度で固まっている
ということが客観的事実から判別も出来ます。
結果として
現代のレベルが低い(低いので、高い数字は残せない。昔の高い数字も必然的に超えることはできない)
以下のことは先日も書いたと思いますが、もう一度綴っておきます。
例えば、投手は突出した成績を残そうと思えば
「自分の力量次第で可能(周りは一切無関係)」
なんですよね。
例えば連投(中0日、1日、2日)で投手は
完投、登板、勝数、投球回数、奪三振数の多くをカバーすることが出来る。でもそれをしないということは事実「する力がない」 すなわち、その能力も無いということです。今の時代の投手達は自分に能力がないのを棚に上げてそれを「周りのせいにしている」だけなんですね。(分業制だからと言う)
昔の投手は「先発=9回まで投げる」ということを念頭に
投げる為の基礎体力作りを欠かさなかったことでしょう。
だから、昔の投手は
先発に抑えにフル稼働だったんです。
勿論、昔の偉人達は
全て先発で登板してもぎ取った勝数だけではないでしょう。
中継ぎ抑えに登板し、勝ちを拾ったものも数えられないほどあるでしょう。
けれども、彼らは実力のある投手(先発)がいかなる場合にも出て登板したほうが
抑えられると言う判断で登板していただろうし、監督達もそういう判断だったんでしょう。
分業制ではなかった時代の投手登板起用法はそういうものでした。
これはハッキリいって、非常に理にかなっていると思います。
よくわからん実力のない投手を起用するより
余程安心できるし、勝てる可能性も高いですからね。
昔の偉人達は単純に
投げきる基礎体力もあり
連投(酷使)に耐えうる抜群のスタミナも誇っていた。
そしてその期待に応え
抜群の投手成績もあげ
シーズン20勝30勝をあげながら
防御率も2.00台、1.00台を叩きだす離れ業も見せた。
そしてそれにたいする打者達も負けず
それ相応の打者成績も上げることが出来た。
単純明快。
実際に、歴代(通算)記録の上位は
昔のものばかりだったりします。
今のほうが上であれば
今の選手達が簡単に昔を塗り替えないと
今のレベルが高いという言い分とは矛盾します。
そうでしょう。当たり前なんです。
更に
昔は今の時代のように
「中継ぎや抑えは先発失格の投手を置く」
という一段低いレベルでは見ていません。
実際、現代の分業制において、中継ぎ抑えの役割は
先発失格の烙印を捺された投手たちが担っています。
(例を出せば、阪神に居た藤川も最初先発だったが結果が出ず、抑えに回されている事実もある。彼の年度別成績参照。元横浜の佐々木もそう。)
そういう事実も考えていくと
現代において、打者は非常に成績を残しやすい環境ではあるといえるんですね。
現代の打者は能力のある先発投手と対戦する機会(回数)も
分業制により少ない事実があります。そうなると、先発失格の烙印を捺された投手達(中継ぎ抑え)との対戦機会が増えていくので、打者達は対戦しやすくなる。
そうすると、突出した打撃成績を残しやすくなるのは当たり前の事ですがそういう打者は実際にいません(先にも書いたように、3割30本の打者自体が居ない。居ても両リーグで1~2人)
打者がそういう状態だから、じゃあ投手は凄い成績なのかと言うと
投手も先ほど書いたようにそうでもない。
投手と打者の兼ね合いから
お互いのレベルが不甲斐ないからその程度しか残せない
ということです。
そう理詰めていくと
現代のレベルが昔より高いとは毛頭思えない(寧ろ、現代のほうが圧倒的に低い)
ということです。
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今(現代)のプロ野球(メジャーリーグ)のレベルは低い 「選手のプロ意識も含めて」
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