イチローと言う打者は巷が評価するほどの打者なのか？　　　「実際はそうではない」

イチローと言う打者は、巷が評価するほどの打者なのか？
現在、予備校講義業務と並行しながら、書籍制作活動をしているが
その内容にも載せようと思っている内容を綴っていく。


イチローという打者は
日本時代に限定すると以下に書いた記事のとおりだと思う。


http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11999657747.html


箇条書きにすると以下


１・打率は高い（脚による打率が０．０７０程度有ることはとりあえず不問）
２・本塁打が打てない（本塁打率３１　ということは３１打数に１本。１０本打とうと思えば３１０打数）
３・ランナーを還せない（７０％がクリンアップで打点率０．１２９　元ロッテの有藤０．１３０より悪い）


イチローは３冠の内、２冠（本塁打、打点）が非常に弱いのも事実だ。


前にも書いたことがあるが、この状態でクリンアップは非常にキツイだろう。

それでもオリックス時代、クリンアップを打っていたのは
層が薄かったため、適当なクリンアップがいなかったことにより、イチローに役が回された
と判断するのが妥当。（谷が５番を打っていたことからも、そのことは容易に指摘できる）



じゃあ、日本時代のイチローは先頭打者としてどうなのか？


先も書いたように日本時代のイチローは約７０％がクリンアップ（３番）であった。

しかし、とりあえず日本時代のイチローが先頭打者として
どうなのか（ふさわしいのか）と言われると
上記リンク先でも書いていた、イチローの生還率を見てもらいたい。


歴代のクリンアップと比べると
イチローの日本時代の生還率は俊足を誇った割に
他の先頭打者に比べて、そうでもない。



福本、広瀬、大石、柴田、高橋といった核弾頭と比べると
ホームランを除いた生還率もさることながら、ホームランも含めた純粋な生還率自体も劣る。
巷の発言　「先頭打者は出塁し生還する（させてもらう）のが役割だ」を考えると、日本時代のイチローは歴代の先頭打者たちより劣っているので

「先頭打者として優れている　とは絶対にいえない。」


いつかも書いたと思うが



日本時代のイチローは
置き場所（使い場所）に困る打者



どこに置いたら一番良いのか
そこが非常に困る打者。





早い話




先頭打者としても、歴代の先頭打者たちと比べて生還率は良くないし、かといってクリンアップに置くような能力でも到底無い。

どっちつかずの中途半端な打者。




これが結論です。



だってそうでしょ。



先頭打者として歴代の先頭打者たちに比べ生還率は大きく劣る。じゃあ、クリンアップに置くかといってもクリンアップとしても大した能力でも無いんだから。





じゃあ、メジャー時代のイチローはどうなのか？？



クリンアップはもう論外。



先頭打者が殆どなので
先頭打者に括ってデータで調べてみたいと思う。




同じように、巷が良く言う




「先頭打者は、出塁し、生還する（させてもらう）のが役割だ」




ここを鑑みて、イチローのメジャー時代の生還率を見てみたい。




（１・・・本塁打得点、本塁打出塁含有確率　２・・・１を含めない確率）



●メジャー時代のイチロー（２０１５年シーズン終了時）
１・・・得点数１３４８　出塁数３５８２　出塁が得点に繋がる確率・・・０．３７６
２・・・得点数１２３５　出塁数３４６９　出塁が得点に繋がる確率・・・０．３５６




メジャー時代のイチローは
１と２の差が殆ど無いので


自分の力で生還したものがほとんどなく
得点のほぼすべては後続の打者のヒットで生還したもの


と言える。


逆を言えば



１と２の差が少なければ（小さければ）少ないほど（小さいほど）自分のバットで、点をもぎ取ることが出来ない打者



と言うことがいえる。（ここ、理解できる？）



メジャー時代のイチローのデータを基盤に
メジャーのほかの打者（先頭打者）のデータも調べてみよう。




●ピートローズ
１・・・得点数２１６５　出塁数５９２９　出塁が得点に繋がる確率・・・０．３６５
２・・・得点数２００５　出塁数５７６９　出塁が得点に繋がる確率・・・０．３４８


●リッキーヘンダーソン
１・・・得点数２２９５　出塁数５３４３　出塁が得点に繋がる確率・・・０．４３０
２・・・得点数１９９８　出塁数５０４６　出塁が得点に繋がる確率・・・０．３９６


●フアンピエール
１・・・得点数１０７５　出塁数２７８３　出塁が得点に繋がる確率・・・０．３８６
２・・・得点数１０５７　出塁数２７６５　出塁が得点に繋がる確率・・・０．３８２


●ショーンフィギンズ
１・・・得点数７００　出塁数１８２０　出塁が得点に繋がる確率・・・０．３８４
２・・・得点数６６５　出塁数１７８５　出塁が得点に繋がる確率・・・０．３７３




ピートローズって
イチローと同じくらいだったんですね。




オレの印象としては
ハッスルプレーで果敢にホームを狙うオオカミのような感じでしたが
そこまで他の先頭打者に比べて、生還率は良く無いですね。




ピートローズ以外の３人は
イチローよりも上の生還率を誇っています。
つうか・・・

イチローって、フィギンズやピエールより生還率が悪いやん（汗）　


あくまでも、ここだけの比較ですが




メジャー時代のイチローは
歴代屈指の先頭打者




とか、日本人や一部信者は吹聴しますが




実際



「先頭打者の役割は塁に出て、生還する（させてもらう）のが役目だ」



と、そこを条件として鑑みると




イチローは歴代屈指どころではなく
他の先頭打者に比べても生還率は劣り、先頭打者としてもそこまで大した物でもない。歴代屈指の先頭打者と吹聴するのは、あまりにも行き過ぎた行為。




というのが結論となる。




勿論、メジャー時代のイチローは
打撃に関してもあまりにも超がつくほどの過大評価。




ここは腐るほど書いてきたので省略する。