打撃の神様と形容される打者に
川上哲治がいます。
戦前・戦後の巨人で4番を努め
日本プロ野球初の2000安打を達成した打者です。
しかし、打撃成績を見る限り、「神様」と形容するにはあまりにも行き過ぎなように思います。
客観的に分析・証明してみます。
以前書いた打撃3冠総合指標
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11606452590.html
打撃の神様と言われる川上氏の
打撃3冠総合値を弾き出してみます。
(0.313・1000-41.4・10)+(0.157・1000)
=56
打撃3冠総合値・・56
左打者で7500打数消化し、通算打率は0.313を残しています。
そして、打点はご覧のとおり、良いペースで、かなりのクラッチヒッターであったこともわかります。
しかし、本塁打ペースが41.4という非常に悪い結果が出ており
41打数に1本 即ち
1試合4打数あるとすれば11試合に1本
110試合に10本という、お世辞にも打てるとは言えないペースです。
打率は良い、打点ペースもそこそこ。
しかし、それを打ち消すかのように、極端に
本塁打ペースが弱い。
川上のような打者が
なぜ打撃の神様と形容されるのか、不思議でなりません。
なぜ???
日本プロ野球史上初の2000安打達成打者だから?
7500打数で通算打率0.313だから?
首位打者5回獲ったから?
3割回数13回だから?
川上哲治氏が打撃の神様と誇張して言われるのは
安打数や打率のところだけを見て
ああだこうだ言われているだけのような気がしてなりませんけどね。
上記リンク先でも分析しているように
同時期に活躍した、藤村富美男や大下弘のほうが総合的に能力は高いです。
川上哲治を持ち上げるなら、同時期に活躍した2人を持ち上げたほうが有意義です。
そういう能力的に川上哲治より上の打者を差し置いて
川上哲治=打撃の神様
と形容するのは、あまりにも行き過ぎた行為だと指摘したいです。
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打撃の神様・川上哲治は打撃の神様でもない。 「過大評価の典型の一人」
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