前回の記事で
「タイトルというのは大した問題ではない」
と締めくくりました。
それより重要なのは中身だ
と。
大杉勝男氏は
19年の現役で本塁打王2回 打点王2回に輝き
いずれも、東映時代のものです。
残念ながら
ヤクルト時代はタイトルはありません。
しかし、前回の記事でも書いたように
非常に中身の濃い打撃成績を残し続けていた結果は出ています。
タイトルというのは
環境でいくらでも転がります。
再度書きますが
大したライバルが居なければ、低レベルな数字でもタイトルが獲れるし、強力なライバルが居れば、高レベルな数字でもタイトルが獲れない。
ここに集約されます。
それをちょっと証明してみます。
大杉勝男氏が東映時代の成績で
セリーグに居たら・・・(1)
大杉勝男氏がヤクルト時代の成績で
パリーグに居たら・・・(2)
この2つで、どれだけタイトルが獲れていたのかを調べました。
以下
(1)・・・首位打者1回 本塁打王1回 打点王2回
(2)・・・首位打者2回 打点王2回
19年通算 首位打者3回 本塁打王1回 打点王4回
合計8回
環境を変えただけで
ここまでタイトル数は変化が生じます。
勿論、これは大杉勝男氏に限らず
どの選手にも言えることではありますが。
なので、一番重要なのはタイトル数ではなく
どれだけ中身の濃い数字を残し続けたか。
ここだとオレは思います。
ここまで綴っても
タイトル数がどうのこうの、少ないからどうのこうの
そういう人が居るなら
よほどオツムに問題がある人なんでしょう。
大杉氏はセ→パと移ったほうが
タイトル数という表向きの看板では有利だったでしょうね。
もちろん、この検証は同時に単純に
実際に活躍したリーグでの成績を、そのまま別のリーグに当てはめただけの
簡単な検証である事は断っておきます。
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タイトル数は環境次第。重要な項目ではない 「大杉勝男が逆リーグで活躍していたら」
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