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個別指導塾そのものが本来の目的を失った、堕ちた組織   「個別指導塾は行く価値は無い」

本日、お昼に前回の記事でこのようなコメントが入っていました。
当方の意見が欲しいということで、これからコメント全文引用させていただき
オレの考え(意見)を述べます。

永い講師生活の経験による独断ではあるが、偏見は無いのであしからず。


----ここから----


まさにこんな感じです。感銘を受けました。
この前こんなことがありました。聞いてください。僕は先日教室長と言い争いになりました。というのも僕の通っている塾の生徒たちはレベルが低く、成績アップがどうも目標ではない感じがするんです。どうも相性を重視している感じがして、指導力を見ろというと、「ウチの塾は相性を重視して相性と成績アップが繋がると思っている」と言ってきました。 でもその結果は、講師希望を出す生徒は希望進路にことごとく失敗して浪人したり、希望進路とは離れたところに進んでいたりしています。でも僕が受け持っていればそんなことはなかったとも思ってます。 それを伝えると「この塾のやり方が気に入らないなら別の塾に移れ」と反省もありません。やはり一番重視すべきは指導力であって、相性はどうでも良いと僕も思います。生徒の目標を助けてあげるのが講師であって、塾の目的はどこも生徒の成績アップですから。イチローチ先生にこれについてどう思うかブログを書いてもらいたいのです。


----ここまで----



前回の記事でも指摘したように


個別指導塾の生徒の成績が芳しくない傾向にある(芳しくないと断定しても間違った結果にはならない)には、どうしても個別指導となると、講師1人に対して生徒が1人or2人で絞られ、集団授業と同じ対面授業ではあるが、その距離が非常に密になり、どうしても塾(にくる)本来の目的が外れ、講師と仲良くなりに来る(相性を求めに来る)目的に摩り替わっていく。



結果以下のことが待っています。



この先生が自分(生徒)の最終目標に適応しうる指導力があるから
その先生に指導してもらいたい という本来の講師選択(希望)で判断せず、自分(生徒)の話し相手になれる、楽しい、楽だ というヘンな感情的方向で講師選択を行ってしまう




というもの。




そうなると、生徒の最終目的はブレ
以下の6つがオチとしての流れになります。




1・・・講師が志望校のレベルに適応できない
2・・・生徒は成績が伸びない(目的が逸れているので)
3・・・志望校に通らない可能性が出る
4・・・志望校を変えざるを得ない
5・・・ないし、4の判断が出来ずそのまま志望校を受験し、志望校に落ちる
6・・・浪人(二浪、三浪。まあ普通、塾で誤った判断をした生徒は一浪する時点ハタと過ちに気づき、予備校に変わるんですが)




個別指導塾は講師1人に対し生徒1人ないし2人と
なかなか内容の濃い授業を提供してもらえるような感じかもしれませんが



実際は、上記のような落とし穴が存在するので、言葉は悪いですが、物事の分別がつかない短絡的な10代には非常に割の合わない現場だと言う事です。



まあ、塾も所詮は金儲けが一番ですから
そこを狙っての生徒募集なんでしょうがね。



個別指導塾は本気で生徒の目的をかなえる為のサービスを提供するような場ではない


ということですかね。



また、コメントでも実際


>「ウチの塾は相性を重視して相性と成績アップが繋がると思っている」と言ってきました。 でもその結果
>は、講師希望を出す生徒は希望進路にことごとく失敗して浪人したり、希望進路とは離れたところに進ん
>でいたりしています。


とあるので、実際のところ


個別指導塾は講師と生徒の相性(ウマが合う合わない)を一番に考え、講師の指導実績(希望進路、レベルの高い志望校の期待に添えられるか否か)は生徒の割り振りとしては全く重んじていない可能性が非常に高いでしょう。



なぜそうしないのか???




難しいようですが、答えは簡単です。




そういう割り振りをしないと
生徒が辞めちゃうからですね。



塾も金儲けだから、生徒を辞めさせないために必死なのはわかります。



でもオレがその教室長がバカだなと思ったのは
全く学習をしていない事です。



その教室長は


相性=成績アップ


と判断しているわけですね。


所謂


相互関係ですね。



しかし、結果は違っているらしい。



相性を第一に考え講師希望を出す生徒に合わせ
ウマが合う講師をつける行動をしても、結果は反比例。




ということは、その個別指導塾(教室長)のやり方は
否定されるわけです。



そこを棚に上げて



「気に入らないなら他の塾に移れ」



というのは



せっかく根本を見直す良い機会なのに
その機会を塾(教室長)自体が放棄していることにもなる。



これは非常に滑稽です。




塾と言う組織は恐らく、予備校のように
講師プロフィールを載せ、指導実績、講師実績、合格実績をアピールして生徒に自由に講師を選ばせるシステムではないでしょう。





まずは、責任者が
「あの講師とあの生徒は合いそうだ」という偏見と思い込みで個別指導でつけさせ
もし、生徒から「相性が悪い」とか言い分が出たら、他の講師に変える
というシステムではないかな。




塾と言う組織も
予備校と同じようなシステムに変えるべきですね。




また




個別指導というシステム自体止めるべきですね。
個別指導塾には行く価値は無いです。










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