日本プロ野球のスラッガーの一人に
土井正博
という打者がいました。
土井正博は18歳の4番打者と言われ
別当薫監督に見出され素質開花。
20年間の現役で
9853打席 8694打数
2452安打 465本 1400打点 打率0.282を残しました。
ただ、かつて記事でも書いたことがありますが
土井正博は打撃能力に関しては過大評価でしょう。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11490707614.html
凄いことは凄いんですよ。
ハッキリいって巷がバカみたいに崇めているイチローよりは
何倍も凄いバッターです。
数値を残すには400本以上を放った打者たちの中では
些か打つ機会を要しすぎかな という結論です。
しかし、土井正博がとんでもない凄さであるのは
本塁打率19(8694打数 465本 本塁打率19)とホームランバッターの値を維持しながら
三振が極めて少ない(8694打数 777三振 三振率0.089)
ということです。
0.089ということは、10回バットを振れば
1回も三振しない という値です。
因みに日本時代のイチローですが
3619打数 118本(本塁打率31) 333三振(三振率0.092)
日本時代のイチローより、倍近くのペースで本塁打を打ちながら
三振してないことになります。
日本時代のイチローは
短距離打者で三振しないという、シュアなバッティングの打者に見られる傾向タイプですが
土井正博は、本塁打を放ちつつ、日本時代のイチローよりも三振しないという状況を20年間維持したことになります。
土井正博の一番特筆すべきところはここだと思いますね。
本塁打率19という優秀なホームランバッターの値を維持しながら
三振率が0.089という日本時代のイチローより三振しない能力を誇った打者
確かに400本以上はなった打者たちのなかでは
打つ機会を要しすぎ、数字を伸ばす能力では劣りがあるとは思いますが
本塁打を放ちつつ三振しない
という能力は絶対に軽視してはならない点です。
ここを鑑みると
土井正博はもっともっと評価されて良い
大打者なのかもしれません。
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スラッガー 土井正博の凄さ 「ホームランを打ちながら三振しない。日本時代のイチローと比較」
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