以前、この記事を書いた。
「得点(ホームイン)の半分を本塁打(自力得点)で記録している選手」
の記事だ。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11067164358.html
ホームスチールというあまりにも特異な行動を除いては
ホームイン(得点)には以下の2通りしかない。
1・・・自分がホームランを打って、自分が自ら生還(打った本人が1得点と1打点)
2・・・自分がヒットで出塁し、後続の打撃で生還(生還した本人は1得点。打った打者は1打点)
イチローは2の打者だ。
2の割合が25年の自身の現役生活で90%弱もある。
そういうことを書くと、コメントで、こうアホな荒らしが突撃してきた。
*「1の割合が多い打者は鈍足だ。走塁能力に問題がある。イチローの打点が付かないのは、イチローの前に出るランナーに問題がある」
ちょっと余談ではあるが・・・
コメントでも書いたこと
このブログに荒らしで突撃してくる人って
学が無い人ばかりなんですよね。(荒らしじゃない人は勿論違う。)
ああだこうだ、文句を言う人です。
その文句が、理にかなっている、理路整然とした「論」で賄われているものならこちらも
面白く対応できるのですが、永年このブログをやってきて、そういう「論」が荒らしには全く無い。
それが荒らしなのだろうが、逆に「そういう行動をするしか生きる面白みを見出せないのだな」とある意味、かわいそうに思えてくることもある。
十中八九、彼らは学も無いし仕事もしていないのでしょう。
投稿時間帯や文体から、学があるとも全く思えないし、仕事をきちんとして社会でやっていっているとも思えない。
もし、彼らが万が一、社会人だ、学歴があるというのであれば
日本がもうその程度の国だということでしょう。そういう輩でも社会でやっていけるという。
そう考えると、韓国は厳しい国ですよね。あそこは日本以上の学歴社会で、学歴がないと淘汰されるといっても過言ではない。学歴がないと将来が無いと半ばもう決定付けされる国でもある。
日本も韓国を見習い、そうすべきかもしれないですね。
以前も書いたことがあるが
学歴をつけるということは、それだけ先人の「勉学便法」の「体系」を見直す作業をすることになる。学歴をあげるということは、それだけ受験を突破していくことになり、受験の世界がそれを問うからだよ。そしてその体系を吸収し、知識として取り入れ、知恵として活かす元とできる。同時に「考える」作業も行う。
学歴が無い人は、こういう作業ができない(その機会がそもそも無い)ということだよ。
だから学歴の無い人には就ける仕事にも「知」に関連する高尚な仕事の選択肢が無い。
学歴が無い人に理路整然とした「論」を展開できにくいのはきちんとしたこういう理由がある。人間とはきちんとできているものなんだよ。
それが即ち、人間として優秀かどうかはさておき、「社会できちんとやっていける」「社会人として優秀か」はその「学」の「高低」の時点でほぼ決定される。
日本が甘いのは、学がほとんど無い人にも
それなりの将来を保証するような『甘い顔』をみせているところだよ。
すぐに救いの手を差しのべたりね。甘いよ。
その点を考えていくと
韓国は学をきちんと認め、その学を高く修めている人には
将来を比例して約束する、ある意味「真の競争の国」というシビアな位置づけの国かもしれない。
学がすべてではないけど、学歴は大事であるというのはどの国においても事実であって
学歴社会は淘汰できない永遠のものなのだ とオレは思っている。
話を*印の部分に持っていくと
じゃあ、何か?
例えば、昨日の試合で、イチローは
ランナー1塁の場面で代打で起用されてライト前にシングルヒットを放った事実がある。
イチローに打点はつかなかった。
ランナーは2塁で止まった。
じゃあ、「前のランナーのせいだ」という輩はこういうのだろうか。
「イチローのヒットで、生還できないランナーの走塁能力が悪いのだ!」
よく考えてみなよ。
そもそも、その場面でイチローが長打(2塁打、3塁打、本塁打)を放つ力があれば
ランナーは生還できていた可能性は非常に高い。 3塁打、本塁打なら完全にホームインできている。
しかし以下の事実がある。
現実、メジャーリーグ時代 16年間のイチローは
ヒット3030本の内訳
単打・・・2464(ヒット総数の81.3%)
2塁打・・・356(ヒット総数の11.7%)
3塁打・・・96(ヒット総数の3%)
本塁打・・・114(ヒット総数の4%)
もうおわかりでしょう。
イチローは10本ヒットが出たら、8本以上はシングルヒットということですよ。その中には勿論、セコく自分の出塁(安打積み重ね)だけを考えた、バントゴロも多量にある。こういう状況で、イチローの前のランナーに「お前の足が悪い。生還できないお前の問題だ」というのはあまりにも暴論も甚だしい。仮にこういうやつが現場で居たら、そいつの「頭」を疑う。
この値が仮に、長打が30%後半~となっていて
単打60%前半あたりで、イチローの打点が付かない状況だったら、確かに走者の問題(走者の足の問題)もあると思うし、前のランナーが全くでないのもあるのかなとは思う。
しかし、イチローの現実
単打が81.3%の状況で「前のランナーが悪い」「前のランナーの走力の問題だ」とはイチローの責任を等閑にして責任を前の打者に転嫁させすぎ。
こういう事実がきちんと客観的に証明もできているのに
「イチローの打点が付かないのは、イチローの責任ではなくイチローの前に出るランナーが鈍足で走塁能力に問題があるからだ」
というのは、アホ丸出しの、軽挙妄動、無味乾燥な
それこそ低学歴の戯言に過ぎない。
言っておくが
イチローの打点が非常に乏しいのは、イチローの前のランナーが云々ではなくイチローの打撃能力そのものに欠陥があるのだよ。それには「イチローは先頭打者だから」という打順の問題とも無関係だ。どの打順でも公平にチャンス(得点圏)は回ってくる。