1978年 ヤクルトvs阪急 日本シリーズ
今でも語り継がれる大事件として最終戦の7戦目の6回。
ヤクルト4番 大杉勝男が、阪急の先発 足立からバット一閃
なんと、レフトのジャンボスタンド(の最上段)へ特大のライナーで放り込んだ一発。
あの打球は、まさしく豪打者 大杉勝男しか打てない打球だったと思います。
興味ある人はおそらく動画でもあるでしょうから見てほしいのですが
オレはナンバーのビデオを保有しており、非常に画質が鮮明です。
打球の方向もはっきり見えます。
大杉勝男がバットを振りぬいて
バットを放り投げた瞬間
足立は右手を腰に当てて
「やられた」という仕草をしています。
この時点で、「打たれた」という意識は間違いないでしょう。
しかも
大杉がダイヤモンドを回り、2塁を通り過ぎるとき
足立の表情も映し出されますが、渋い表情を崩していません。
その後、阪急・上田監督の長い長い執拗な抗議が勃発することになるのですが。
しかし、足立は抗議に参加してません。
オレは足立投手をよく思っていません。
なぜか?
その打たれた足立投手の今でも続く言い訳の連発が凄まじいからです。あそこまで「しまった」という仕草と表情をモロ出ししておきながら「あれはファウル」と矛盾したように突っぱねる言動が、プロとしてあるまじき行為だからです。
彼は当時のことを
こう言い放っています。
「あれは完全にファウル。ヤクルトのベンチに居た選手たちが騒ぐが、その後『チクショウ!』といって座りなおした。
なるほど。
じゃあ、それを当時、すぐに言い放ったか? って話だ。上田監督が抗議しているときに
それを伝えに言ったか って話だ。上田監督が抗議しているとき、足立はその輪には入っていなかった事実がある。 「ベンチに居るヤクルトナインが座りなおした」なんて、当時言ってないよ、足立は。
しかも
打たれた瞬間、あの仕草をモロだしして
渋い表情を崩さなかったくせに、後出しじゃんけんで
「あれはファウルだ」 なんて、クソガキが遠くから悪口を言い放っているのと同じレベルだ。
打たれた直後のあの仕草、表情も出さずに
すぐに血相を変えて、あれはファウルだ と抗議に参加していたなら話は別だ。
けど足立は違う。
あんな後出しじゃんけんの行動なんて
ホームランが打てない打者が
「俺は打とうと思えば打てる。打とうとしないだけだ」と打てないことを正当化して大法螺吹くレベルともなんら変わりが無い。
そう
イチローが法螺を吹くレベルと変わりないってことだよ。
オレが、足立の立場だったらどうするか。
「打たれた瞬間、完全にやられたと思いました。だからあの仕草をしたわけです。仮にファウルだとしても、オレはホームランを打たれたと思っています。だからあの勝負はオレの負けです。ああいうコースに投げたオレにそもそもの責任があるわけでもありますし」
と素直に、負けを認めます。
「あれはファウルだ」なんて、ああいう仕草を出した後では絶対に言わない。
プロという立場の人は
言い訳はしてはいけないとオレは思います。
仕事で言い訳なんてしたら
社会人として失格です。
だから、オレは足立とかイチローとか
矛盾発言を繰り出す人の気持ちはまったく理解できない。