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Channel: 最下位マリナーズを解雇された、カサカサゴキブリ戦隊 スズキ・ゴキローのブログ
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打率0.300だけの打者より、打率0.250でも30発打てて打点が取れる打者が優秀 「バランス」

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題目のとおり。

 

これに近いことはかつて記事にしたことがあった。

http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11276257645.html

 

詳細は上記リンク先記事をご覧いただきたい。

 

 

どうしてまたこの手の記事を書くのかというと

今日、ラジオで

 

「打率は多少低くても、1発が打て打点があげられる打者がどのチームにも必要。

打率だけ高い打者より、勝負をひっくり返す力もあり、チームに勢いも与えてくれる」

 

と元カープの広瀬という解説者が言っていたのを聞いたからだ。

これはエルドレッドを引き合いに出して言っていたのだが・・。

 

 

 

今から2つの打者例を出す。

 

 

打率0.300を残せるが

ホームランが全く期待できず、打点(ランナーを生還させる力)が低い打者。

ホームラン5本とか一ケタ台。 打点も30打点前後。

 

例えばこれはイチローのような打者だ。

 

もうひとつ。

打率0.250ではあるが、ホームラン30~40発 80~100打点を残せる打者。

 

例えばこれはかつて近鉄に居た、ラルフ・ブライアントのような打者だ。

 

 

 

 

打率がいくらと、打者の評価となったら

打率にばかり着目して、他の打撃能力を一切見ないバカがいる。

 

 

 

こういう着目の仕方は

打率が高い打者のファンだったりする。

 

 

 

 

打率0.300 見栄えは良い。

 

 

打率0.250とは打率0.050(5分)の差だ。

 

 

 

この打率0.050(5分)の差を

皆さんはどうおもうのだろうか???

大きな差があるとお思いだろうか??

 

 

 

 

整数の300と250という判断では

確かに大きな差があると思うだろうが

 

 

 

 

打率差・・・ これは「百分率」の差であることを理解すべきだ。整数の差ではない。ここをはき違えてはいけない。

 

 

打率0.300と打率0.250は

 

 

 

前者は10打数で3安打打てる。(3÷10=0.300)

 

後者は12打数で3安打打てる。(3÷12=0.250)

 

 

 

 

あくまで

 

 

 

前者は10打数3安打の力

後者は12打数3安打の力

という「ポテンシャルである」ことを理解すべきだ。

 

試行回数が増えると、安打数に差がつくと思うだろうが、事実、0.300と0.250にはその「10打数3安打と12打数3安打の『2打数の差』しか生じていない」ことを理解すべきだということだよ。だから「そのポテンシャルだ」と言ってるんだよ。わかるか?

 

 

 

 

もうおわかりだろう。

 

 

 

前者は後者より

2打数少なく、3安打目を打てる

逆説では、後者は2打数余計に要して3安打目が出る

 

 

 

ということだ。

 

 

 

となると、以下の指摘もおわかりだろう。

 

 

 

2打数という差はあまりにも小さい

 

 

ということだ。

 

 

2打数は1試合4~5打数としたら、1試合分にも相当しない打数だ。ここが8打数や10打数とか12打数としたらほぼ2試合、3試合の差がつくので、そこそこ差としては大きいとは思うが

冷静にならなくとも、2打数の差を大きいとは正直思えない。

 

 

 

しかし、何を巷はバカボケしているのか

 

 

 

打率0.300と0.250を大きな差として錯覚してしまっている。

 

恐らく、百分率を整数で捉えてしまっているのだろう(笑) 300と250というように(笑)

 

 

 

 

そして前者を

 

 

 

「高打率」と吹聴する。

 

 

 

ポテンシャルで考えて

 

 

 

前者・・・10打数3安打

後者・・・12打数3安打

2打数少なく3安打目を打てるのが前者=高打率

 

あのー・・・ うん。差が小さい部分を着目して

「高打率」と決め付け、そこに着目してああだこうだいうのはどうかと思うがね・・

 

 

 

 

それよりも、先ほど書いた

 

 

 

前者が5本 30打点

後者が30本 80~100打点

 

 

としたら???

 

 

 

例えば

 

 

 

前者・・・30打数で1本が打て(本塁打率30)、10打数で1打点

 

後者・・・15打数で1本が打て(本塁打率15)、10打数で2打点

 

 

こうなっていた場合

 

 

 

それでも打率0.300(10打数3安打)のほうが優秀だと吹聴するのだろうか? 打率だけに着目して。

 

 

 

 

本塁打と打点のペースは

 

 

 

打率差(2打数必要か不必要か)よりも大きな差として示されているんだけどね。

だって、2倍も違うんだよ? 打率0.300と0.250は2倍も違ってないよ??

1.2倍しか違ってない。

 

 

説明するよ。

 

 

 

前者は1本打つのに30打数必要としているが後者は15打数だ。

1試合4~5打数としたら前者は6~8試合かかる。後者は3~4試合だ。

打点を取るペースも同じこと。

 

前者は1打点取るのに10打数かかるが、後者は5打数だ。

前者は1試合4~5打数としたら2~3試合要するが、前者は1~2試合。

 

 

3安打目をもぎ取るのに

2打数要るか要らないかより余程差として大きいのだよ。

 

 

何がいいたいかわかるだろ?

 

 

 

要は、打撃は(も)バランスの問題なんだよ。

どこかに特化しているというのは良い意味で判断したら

魅力的に映るが、常識的な見方をすれば、バランスが悪いということだ。

 

 

イチローのような打者は特にそうで

打率は確かに高いが、ただそれだけで、ホームランは全く打てないし、打点は取れないし、長打も打てない。バランスが悪すぎる。

 

そんな打者は

優秀とはいえない。

 

 

 

 

ってことだ。

 

 

 

 

 


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