かつて指摘した内容ではあるが
再度綴っていく。
というのも、コメントで
イチローは日本時代もメジャー時代も
1番と3番ではバッティングが違った
という旨のコメントが入ってきて
オレが完膚なきまでに叩きのめして返り討ちにしたからだ。
もういちど、綴っておく。
過去記事はこちら。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11433419666.html
日本(オリックス)時代のイチローは
96年夏に至るまで1番打者(先頭打者)であったが、夏以降は
ほぼすべて3番、4番であった。これは事実だ。
よく、巷(ファン)は
日本(オリックス)時代のイチローは先頭打者(1番打者)だ
と吹聴するが、それは大間違いも良いところ。
上のリンク先の当方の記事でも書いたが
イチローの日本(オリックス)時代のクリンアップでの打撃成績は
先頭打者の頃と、全くと言ってよいほど変わっていない。
多少変動があるのは、打点ペース。
打率と本塁打のペースは殆ど変わっていない。
現実的に考えるとこういうことだ。
もし、イチローに、打順に応じてバッティングを切り替える能力があれば、この時点でイチローの本塁打を打つ能力に劇的な変化が生じているはずだ。
どうして本塁打???
単純に、クリンアップは打率は勿論
長打、特に本塁打が求められ、ランナー一掃が期待されるからだよ。(当然他の打順も期待されるが、最も期待が大きいのはクリンアップ。クリンアップは打撃がそのチームで最も高い者が座る打順)
だからクリンアップというの。
上記リンク先でも書いたのだが
日本時代のイチローは92年93年においては
この年度、1軍2軍をいったりきたりであったので
この2年の打数と安打数と本塁打数を除外し
1・・・94年~95年
2・・・96年~00年
の打率と本塁打の能力を以下に載せてみる。
1・・・1070打数 389安打 38本 打率0.364 本塁打率28
2・・・2390打数 853安打 79本 打率0.357 本塁打率30
単純に客観的に
イチローはクリンアップに座った年(96年)から
打率も本塁打もペースを落としている。
まあ、イチローや応援するファンたちに最高の情けをかけてあげて
クリンアップに座ってマークがつくようになって、ペースを落としたか といえられる程度。
ただ、マークが付いてこのレベルなら
付いても付かなくても
大したことは無い(そんな誤差は無い)
と言うのが答え。
96年から00年までの打率が5分~6分とか落ちて、本塁打率が10台とかになっていたら
かつてのイチローの発言
「打率0.220でよければ、40本打てる」
というのも、まあ、イチローの大法螺もあるとは思うが
無理ではない数字なのかな とは思えたが
クリンアップに座った年から
殆ど変わってない。寧ろ、打率も落として本塁打のペースも落としているところ(現実)をみると
結論としては
イチローには、日本(オリックス)時代からも
打順に応じてバッティングを切り替える能力は無い
と判断して間違いない ということだ。
ここまで指摘しても
「いやイチローは切り替えられる」
というなら
ホンモノのバカだ。
ただ、イチローが言うんだから間違いない とかイチローなら切り替えられる、イチローなら打てる と妄信的に思い込んでいるだけのレベルだと言うことも併せて指摘しておく。(完全な麻原教祖万歳レベル)
同時に、以下のことも言える。
2012年のマリナーズ在籍最終年。
イチローは開幕前に3番に座ることを監督から告げられ
事前にバッティング改造を試みていた。
ファンや評論家は
「3番に座ればイチローはそれなりの打撃をするから3割復帰する」
「20本打てる」
と吹聴しまくった。
しかし、いざ開幕し3番に座ると、3番解雇になるまで
210打数 57安打 1本 17打点
と言う惨憺たる成績で、最後にはマリナーズを追い出された。
ファンや評論家は言い訳したように
「イチローは歳だから」
と吹聴したが
日本時代(オリックス時代)からクリンアップでの打撃成績の変化が無い事実を鑑みると
「歳だから」 というのは完全な矛盾で、実際はイチローにバッティングを打順に応じて切り替える能力は、元から備わっていなかった
と考えるほうが自然であるし
この話はそれで終結する。