Quantcast
Channel: 最下位マリナーズを解雇された、カサカサゴキブリ戦隊 スズキ・ゴキローのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 802

現代のプロ野球(メジャー)の投手のレベルが低い客観的事実  「甘えすぎ。楽をしすぎ。数値が示す」

$
0
0

現代のプロ野球(メジャー)の投手のレベルが低い客観的事実を綴る。

コレに反論がある人は
同様の客観的事実を持ってコメントへどうぞ。

現代は球速が上がった という現代擁護派がいる。
100歩譲って、「上がった」と断言しよう。(オレは上がった客観的事実は知らないが)

しかし、実際に、現代の投手たちは


1・・投げる絶対数(全体量)そのものが異様に少ない(特に先発)
2・・1であるにも関わらず、次回登板までの間隔を異様に空けすぎ
3・・1や2であるにも関わらず、すぐに身体の不調を訴える



昔の投手(先発)は
先発に、中継ぎに、抑えにフル稼働で
投げる絶対量が多かった。


その環境に合わせて
スタミナも抜群に誇った事実がある。



勿論、権藤博(元中日)や杉浦忠(元南海)のように
連投連投が続き、病気になり、半ばにして倒れてしまった選手もいるが
そういう選手は極稀で


その環境(連投が当たり前)に合わせて投手は
日々スタミナ増強をはかり、練習を積んだ事実がある。



しかし、何年くらいからか
完投がすっかり無くなっていき、今ではエースと呼ばれる存在でも


完投0は当たり前の状況になっている。



以下をご覧頂きたい。

http://npb.jp/bis/yearly/



例えば1970年のパリーグ1位
ロッテオリオンズのエース・木樽正明。


当時は130試合制。

130試合で登板は内42回。
投球回数278回

ということは、平均投球回数6.6回で
3試合に1回は登板していることになる。



これは中何日登板??


答えは中2日(2日空けて3日目に登板)だ。
勿論、抑えにも登板していることも中継ぎでの登板もあるだろう。諸々含んで中2日登板だったのが、彼。




で、完投(9回まで投げきる)は何回??


完投数20


1970年の彼の先発は35回(登板自体は42回)だ。


ということは、先発1~2回に必ず1回は9回まで投げきっていたことになる!!



何がいいたいかわかるか?


殆ど先発をこなし
中2日登板をしながら先発1~2回に1回は9回まで投げきっていた


と言う事実だよ。




この年のロッテ優勝の原動力は
木樽のこの大車輪の活躍であったのは間違いないことだろう。


話を現代に戻し


現代の投手はこういうことをしているのかと言えば答えはノーだ。



上記リンク先の2016年のパリーグを見て欲しい。(セリーグでもいいけどね)


最多完投は5だ。(因みにセリーグも5)



先発登板自体も
絶対的に異様に少ない。



一番先発登板の多い則本(楽天)を見てみると

28試合登板で投球回数195
ということは1登板6.9回

143試合で28登板と言うことは


5試合に1登板。
中4日の登板になる。





これは・・・????



1970年の木樽は42登板のうち
35登板は先発で、残り7登板は中継ぎや抑えの先発だ。それで6.6回・・・。則本の6.9回と殆ど変わらない・・・




ココで色々と現代(例で出した2016年パリーグ)の投手(則本を例に出しているが)に疑問が生じる。



1・・・殆どが先発で、更に9回まで殆どを投げきっていた1970年の木樽と投げる回数が殆ど変わらない事実(しかし、先発だけの投球回数であれば、木樽は平均8回は超えているはず。1.7登板に1回は9回まで投げていた事実があるので)

2・・・変わらないのに、中4日(5日目に登板)という異様な登板間隔の空けよう。

3・・そこまで異様な登板間隔を空けているのは先発絶対完投という行動で、9回まで投げている事実(完投)があるからか? しかし、完投は2回しかない現実。





この3点を判断すると


現代の投手は、投げても無いのに
楽をしすぎ(甘えすぎ)



と言うことが必然的にいえる。



分業制を言い訳にする人がいるが
間違いなく、「スタミナがそもそも備わっていない」のだろう。備わっていないというより、そもそも備える必要が無いからその行動(スタミナ強化)を端から行っていないのだろう。

まあそれを的確に言うと、「楽をしすぎ」「甘えすぎ」ということになるのだがね。分業制という言葉を盾にしてるんだから。





それはかつてのダルビッシュの発言



「中4日はキツイ」



に代弁されるのではないか。



中4日と言えば
例えば、4月1日に登板したら、4日空けて翌日の登板になるから4月6日の登板と言うことだ。




4日休んだら十分でしょ。
ダルビッシュが直にここに居たら突き刺してやりたいが


1週間(7日)のうち4日休んでるんだよ。
半分以上休んで、何がしんどいの?何がキツイの? サラリーマンのほうが身体的にも精神的にもシンドイと思うよ。(オレはサラリーマンを経験したことは無いけど。全国のサラリーマンの愚痴を聞く限り、シンドイ世界なんだろうなとは思ってあげる)





で、こういうと


「打者のレベルが上がったからだ。抑えるのがしんどいのだ」


と言うバカ(ゴメン)が必ず現れる。



現れる前に、ここで事前に叩きのめしておく。



例に出した、1970年と2016年の
パの打撃成績(打撃主要3冠と打撃3冠総合値)を見てみると



●1970年
打率0.246 821本(本塁打率31.5) 2971打点(打点率0.115)
打撃3冠総合値・・・46

●2016年
打率0.260 628本(本塁打率45.8) 3337打点(打点率0.116)
打撃3冠総合値・・・-82




打者のレベルが上がったとは絶対にいえない結果が出ています。



かつて、元中日の宇野勝や元阪神の掛布が


「今は大砲が全く居ない。繋げる野球に変貌し、長打で点を取るよりヒットをつなげていく小さい野球(スモールベースボール)に変貌している」



と嘆いていたが、データを見る限り間違いないでしょうね。その発言。



1970年は、リーグ打率0.246ですが本塁打率が31.5と日本プロ野球時代の通算9年のイチローレベルです。で、打点率は0.115なので、1970年(当時)は一発や長打攻勢で点を取っていったことがわかります。



反対に




2016年(昨年)を見ると
打率は1970年より上がっていますが、1分4厘(100打数1安打ちょっと)しか変わってません。「全体的に打率が上がった」と現代擁護派は言ってましたが、5分とか6分とか変わってるのかと思いましたが、1分4厘ですね。



ほとんど変化はないと判断しても良いでしょう。



しかし、大きな変化は本塁打率です。

たったの打率1分4厘上がっただけですが
本塁打率は45.8と1970年に比べ、14以上もペースを落としています。


本塁打率14も違うと言うことは
14打数に1本です。100打数では7本とちょっとということです。打率1分4厘(100打数1安打ちょっと)より大きな下落だと思いますけど、現代擁護派はこの辺、どう思うのですかね??
で、打点ペースは1970年と殆ど変わってないので、現代(2016年)は、小さなヒットでつないで点を取ると言う小さな細かい野球と言うことも分かります。




勿論、本塁打がすべてではないけど


データ上、打率0.014(1分4厘)よりも差が大きいのですよ。打率に着目している人が居ましたが、もっと大きな差はここ(本塁打)です。




ココまで指摘したら、更にこういうアホ(=現代擁護派。ごめんね)が居ると思うので
また先に叩きのめしておきます。



「球場が広くなったから長打・ホームランが出にくいんだよ」



コメントでもあったんですけど



現代って物資も非常に向上し
道具も豊かになり、環境にも恵まれてるんですよね???比例してボールも当然飛ぶはずです。扱いやすいはずです。


イコール

成績を残しやすい環境であると言うことです。(特に打者は)



しかし



1・・・・打率は1970年に比べ、0.014しか全体的に上がっておらず
2・・・・本塁打率は14以上も打率以上に落っことしている



ココを鑑みると


現代の打者はかなりレベル的に下がっている(特に長打能力は酷い)と言う判断です。




じゃあ、そうなるのは、投手のレベルが全体的に高いからか???


そこで、先ほどの日本野球機構のリンク先
2016年のパリーグの投手成績を見ると・・・・


リーグ全体の防御率の変化は
1970年より全くと言ってよいほど見られません。




「投手のレベルが上がった!!」(現代擁護派)



よくその根拠を
「球速が上がったから」ということで出している人が殆どですが



恐らく(間違いないでしょう)
その球速の向上の1点だけで錯覚して
「レベルが上がった」と木を見て森を見たかのような判断を軽挙妄動的に下している



というところです。


まだそこだけなら「アホだなあ」くらいで済ませられますが
酷い人には、その球速の1点だけで


「全体的なレベルが上がった。球速が上がってるからだ」


と1点の判断で、全体であるかのような、それこそ救いようの無いズッコケ発言をする人まで居る。



防御率の変化が殆ど変わらないとなると



あとは投手たちの個々の全体的な能力と
能力をもった投手たちがどれくらい存在しているかの「層の厚さ」なんですよ。




現代はそういう層の厚さが全くない。



球速が上がったと言われるが
上がっても、投げる能力が無い、スタミナが無い、すぐ怪我をする

投手の層が薄すぎる。

そんな投手から一発も長打も放てず
物資も非常に向上したのに1970年より打率0.014しか変えられていない。
しかも反比例したかのように本塁打率は14も落っことしている現代。



全体判断をすると




現代のプロ野球は投手も打者も
レベルが低い(層も薄い)




ということです。

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 802

Trending Articles