現在、ギタリスト と呼ばれるような人は本当にみなくなりました。
ギタリストと銘打っている割には弾き語りだったり
楽器(ギター)の音色以外の部分も前面に出している
いわゆる一つの 「ミュージシャン」 の類だったりします。
昔はギタリスト という
ギター一本の音色で、観客や視聴者を魅了するような
本当のギタリストが存在していました。
その中の一人に
ジェリー・リード
がいました。
彼はカントリーギタリストということもあり
結構クラシックギターを演奏し、物凄い速弾きを披露していました。
彼の代表曲の一つ
「ライトニングロッド」
使っているのはクラシックギターです。
ギターを弾いている人ならわかると思いますが
クラシックギターはテンションは弱めなのですが
ナイロン弦であるため、鉄線のように音が大きく出ないのです。
そのため、クラシックギターは振動を大きく伝えるために
弦の高さが高く設定されています。
(長年ギターを弾いている人でも、クラシックギターのほうが弾き難いという人もいる)
クラシックギターはしっかりした押弦が出来ていないと、音がつぶれ
まともな音が出ません。
そういう状況下で
ジェリーリードはこのような神業を披露しています。
テンションクソ弱の弦高ペタペタの状況で
エレキの恩恵を受けてピロピロ速弾きしているバカどもは
一度彼のプレイを見て、基本を再確認すべきでしょう。
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ギタリストの頂点 ジェリー・リード Lightning Rod
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