イチローはストロークが長いのに
強打が出ない反比例する打者だと言うことを書いたことがある。
以下リンク先記事。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11489330772.html
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11494876057.html
時間がある人はじっくりとどうぞ。
イチローファンは理解しているかもしれないが
イチローのバッティングは、よく
「腰砕け」
になる。上記リンク先記事の写真のように だ。
こうなるには大体
意図しないボールに反応してしまい
手を出す場合。
そして
「外角球」
の場合。
以前にも書いたことがあるが
イチローは振り幅が大きいので、手を出す出さないの判断がホームベースから投手寄り。
しかし、その投手寄りでも他の振り幅の長い打者より更に2mくらい距離を投手寄りに置いている。(だいたいストロークの長い打者はホームベースから1m投手寄り)
だから簡単にまとめるとこういうことだ。
あまりにも打つ打たないの判断するタイミングが早すぎるから、意図しないボールの場合タイミングを崩され、ああいう腰砕けの崩れたバッティングフォームになる(なりやすい)
参考程度に、左の強打者のバッティングフォームとイチローのバッティングフォームを載せてみる。
バリー・ボンズ
バリーボンズはストロークが短く、極限までひきつけて
長打を飛ばせる打者だった(まあ薬云々はここでは置いておいて)
写真でもわかるように完全に走りうちは意識しておらず
体も1塁へ全く流れておらず、体自体捕手寄りに傾き、痛打を狙うバッティングが身上であることもわかりやすい。
強打者という立ち位置の打者は
まず1塁へ体が流れることはない。
松井秀喜。
松井もバリーボンズと同様のフォーム。
1塁へ体は流れていない。
画像は恐らく投手強襲の当たりか、セカンド~ショートに転がる当たりだと思う。
次にイチロー。
シアトル時代。
彼はよく今でもこういう1塁へ体が大きく流れるフォームになる。
間違いないと思うが、あまりにも走り打ちを意識しすぎ
癖で染み付いて直しようがないのだと思う。
強打者にはまず見られないスタイル。
続いて現マーリンズ時代
1塁へ体が流れないときは
イチローはこういう
体が垂直に近い角度、棒立ち状態
になることも非常に多い。
強打者は痛烈な当たりを狙う(それを身上とする)ので
遠心力を使い、どうしても体全身を使ったフォームになる。
バリーボンズや松井のようなフォームだ。
だからスウィングの際、体が大きく傾斜し、捕手寄りに傾く。
しかしイチローの場合
振り幅が大きい(長い)のに
体全身を使ったものではなく、手でのバットコントロールに終始している。(強打者は体や腰を連動させてのバットコントロール)
これではまず長打は飛ばせないし
細かい当たり(ゴロ、シングルヒット)は出ても、ここぞと言うときの痛打はまず狙えないことは自明でもある。
イチローは打順や環境に合わせて
自らのバッティングを変化させる適応力はない。
これを裏付けるのが2012年開幕前に
マリナーズ監督から、3番で使うことを言われて、事前にイチロー本人は準備して
打撃改造をしていたにも拘らず、全く変化がなく3番をおろされ、最後にはマリナーズを放出された という事実。
イチローに本当にバッティング技術があるなら
打順や環境に合わせて、残す数字を客観的に切り替えることが出来たはずだ。