前前回の記事の続きです。
以前、この記事を書いた。
http://ameblo.jp/miumalovely/entry-11494876057.html
イチローが腰砕けになりやすい理由。
イチローは、意図しない球がきたときやアウトコースに限って、やたらと上記リンク先の写真のように腰砕けになる。
インコースは引っ張って痛烈な打球を放つことはあるが
アウトコースに限ってはやたらとボテボテゴロ、腰砕けになる。
イチローのバッティングを観察する機会がよくあるが
イチローがアウトコースを綺麗に流し打って
痛烈な打球を飛ばしホームランにしたことは一度も無いはず。クリーンヒットもほとんど記憶に無い。
イチローが腰砕けになるのは
走り打ちの癖が染み付き、必然的にバットを繰り出した瞬間に1塁へ走る体勢に持ち込んでいるから腰砕けのようになる。
それ以外にも、もう1点指摘できるものがある。
前々回の記事にも書いたように
イチローはストローク(振り幅)が長く
ストライクかボールかの判断基準がキャッチャー寄りではなく、ピッチャー寄りにポイントを置いている
というところ。
これも書いたことだが
ストロークの短い打者は
日本プロ野球では過去に、大杉勝男、落合博満、張本勲、長嶋茂雄、長池徳二といった打者たちが挙げられる。
長い打者は、王貞治、門田博光、松井秀喜、土井正博といった打者たち。
基本
ストロークの短い打者は
ストライクかボールかの判断基準をホームベースから1mキャッチャー寄り。
ストロークの長い打者は
ストライクかボールかの判断基準をホームベースから1mピッチャー寄り。
イチローは
後者だが、その判断基準を他のストロークの長い打者よりも更に2m~3m長く(ピッチャー寄り)にポイントを置いて判断している。
そこまで腰砕けが酷くなると言うことは
そういうことが理由じゃないと、まず考えられない。
なぜか?
ポイントをあまりにもピッチャー寄りに置いているから「このボール打とう」「打てそう」「ストライクになるかな」「ボールかな」という判断が早すぎる。
だから手を出す判断が早い。
そしてどのコースにも振り幅(ストローク)が長くなる。イチローがインコースに対しても振り幅が大きい(長い)のはその為だ。
イチローがどんなクソボールでも手を出して
凡打に倒れるのも単純な理由。
イチローは逆説では
凡打になる回数も多い。コレは事実だ。
そして、ポイントをあまりにも前寄りに置いているから
前寄りで判断した球が、イチロー自身が置いたポイントを通過した時点で
意図しなかったものだった場合、ああいう腰砕けになる。
イチローの腰砕けがやたらと頻出するのは
なるべくしてなっているということだ。
根本的に、ああいう腰砕けのバッティングになる打者に技術の優れた打者は居ない。