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球史に名を残すエース級からの本塁打が多い大杉勝男氏       「52.4%」

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前回ブログでは
コメントでお教えいただいた、大杉勝男氏の日別全本塁打が掲載されているサイトを紹介しました。


そこでは大杉勝男氏の本塁打の傾向が4点浮き彫りになりました。


今回は、また別に紹介いただいた


「大杉勝男の投手別本塁打」
http://classicstats.doorblog.jp/archives/45700433.html



を調べてみました。




ブログでの題目に


「52.4%」


と書いていますが、この52.4%というのは
何の数値でしょう。




この数値は



大杉勝男氏が、100勝以上~350勝の投手から放った本塁打の割合です。





先日調べてみました。





200勝以上~351勝未満の投手から打った本塁打は86本
100勝以上~200勝未満の投手から打った本塁打は169本


合計255本



大杉勝男氏の総本塁打数は486本ですので



100勝以上351勝未満の投手たちから放った本塁打は


52.4%




総本塁打の半分以上は
今で言う、エース級と言われる投手たちから放たれていることになります。



これ、何気に凄い事だと思うんですがね。





鈴木、米田といった真っ向勝負の300勝の豪球投手から
合計33本。

下町のエース 高速スライダーの成田から15本。




意外だったのは
320勝の小山から9発。




60年代後半~70年、71年あたりの小山は全盛期を過ぎたとはいえ
本塁打に関しては結構大杉さんに滅多打ちされてたんですね。
(でも小山はそれでも結構勝っているし、防御率も良い)



北別府からも9発。


1983年 津田に3発のお見舞い(笑)



1983年の津田は最高勝率ですね。
被本塁打15本なので、20%は大杉さんから打たれてることになります。



大洋のエース遠藤
巨人のエース堀内
ロッテのエース村田
阪神のエース小林


彼らからも5~6本キッチリ打ってます。





傾向から


豪球・軟球投手関係なく
満遍なくお見舞いしていたのが良く分かりますが



どちらかと言えば


メジャーのような豪速球に強かったのかな


という感じではありますね。




そういえば、20年位前、1978年の日本シリーズを振り返るNHKの番組で
元阪急の山田久志が大杉さんをこう述懐してました。



「大杉さんはパワーでがつっと当てるタイプのように思われるかもしれないけどそうではなく、技で器用にカキンと打つ人だった。 勝負して打たれたら、次は絶対に負けないと闘志を燃やさせてくれる人。勝負した男の爽快感を持たせてくれる人。結構打たれましたけど、本当に良い勝負をさせていただいた打者の一人でした」




この言葉から



豪速球で押していた、当時の山田、鈴木、米田といった投手達は
豪打の大杉さんに対して、豪球で挑んでいて返り討ちにあったのかもしれませんね。



鈴木や米田が大杉さんに滅多打ちにされたのも
よく分かる気がします。





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