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Channel: 最下位マリナーズを解雇された、カサカサゴキブリ戦隊 スズキ・ゴキローのブログ
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得点の半分(約半分)をホームランで記録している打者  田淵、山崎、大杉  「イチローは他人の褌」

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よく、ゴキブリイチローファンは
「イチローは(7年前まで)毎年100得点を重ねていたから、凄い」
と言っています(最近は耳にしなくなったけどね)


それは、実際、野球を知らない人がクチにしていることでしょう。
(後述)



まず、「野球においての得点」というのは、

ホームインした回数

を示します。



では、ホームインの仕方は何通りあるのでしょうか?
野球に詳しい人ならすぐに挙げられるでしょうが、ただ、観戦してるだけのニワカなら
サッパリかもしれませんので、挙げておきます。



パッと思いつくのは3通りです。
まあ、以下の3通りしかないでしょうね。



1・・・・打者自らがホームランを放ち、自ら生還する(打者に1得点と1打点が記録される)
2・・・・ランナーが3塁で、そのランナーがホームスチールをする(ランナーは1得点)
3・・・・ランナーが後続の打者のヒット等で生還する(ランナーは1得点。打者は1打点)




この3つで、自らの力で生還した(自力生還した)のは1と2です。



しかし2はほとんどないものとして考えてよいでしょう。

(そもそも、ホームスチール自体、危険なプレイで数えるくらいしか目にしない)


3は、自ら出塁した力は大きいのですが
出塁したからと言って、それが得点に繋がるとは言えない。


3の場合は、後続の打者の力が非常に大きく左右されます。



ゴキブリイチローの場合は3ですね。

イチローの打撃成績が載っているウィキペディアです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%83%AD%E3%83%BC

昨年までの自身現役23年で
ゴキブリイチローの得点は1961得点。
そのうち、自らの力でもぎ取った得点(ホームラン)は230


要するに、ゴキブリイチローの1961得点のうち
自力での得点は、11.7%しかないことになります。
(残りの88.3%・・・90%弱は後続の打撃での生還)



そこを考えると
ゴキブリイチローの1961得点を素直に「ゴキブリイチローの努力によるもの」という安直な結びつけは
出来ないことがわかります。


また、3の比率が大きい選手の得点を鵜呑みにし
「その選手の得点の多さは、その選手の能力」と考えるのも滑稽です。


1の比率が高いなら
「その選手の能力」と考えることは出来ましょう。


ホームランは、打った本人が自ら生還し
得点1と打点1が最低限の保証としてルール設定されているからです。


ここで、結構気になったことを調べてみました。


400本以上ホームランを打った打者で
自らの力でホームインした(本塁打得点)比率の高い打者は誰なのか。


調べた結果
以下のとおりです。(順番は本塁打自力生還率の高い順


1位 田淵幸一・・・*909得点 474本塁打 自力生還比率52%
2位 山崎武司・・・*859得点 402本塁打 
自力生還比率47%
3位 大杉勝男・・・1080得点 486本塁打 
自力生還比率45%
4位 王 貞治・・・・1967得点 868本塁打 
自力生還比率44%
5位 野村克也・・・1509得点 657本塁打 
自力生還比率44%
6位 門田博光・・・1319得点 567本塁打 
自力生還比率43%
7位 土井正博・・・1105得点 465本塁打 
自力生還比率42%
8位 ローズ・・・・・・1100得点 464本塁打 
自力生還比率42%
9位 清原和博・・・1280得点 525本塁打 
自力生還比率41%
10位 山本浩二・・・1364得点 536本塁打 
自力生還比率39%
11位 落合博満・・・1335得点 510本塁打 
自力生還比率38%
12位 衣笠祥雄・・・1372得点 504本塁打 
自力生還比率37%
13位 長嶋茂雄・・・1270得点 444本塁打 
自力生還比率35%
14位 秋山幸二・・・1231得点 437本塁打 
自力生還比率35%
15位 金本知憲・・・1430得点 476本塁打 
自力生還比率33%
16位 張本 勲・・・1523得点 504本塁打 
自力生還比率33%




さすが、皆比率が高いです。



なかでも、トップは、田淵幸一の52%
得点の半分以上は自らの力で生還しているのです。



びっくりしたのは、2位に山崎武司の47%


3位に、月に向かって打った、「超豪打者」 大杉勝男の45%
4位に「世界のホームラン王」 王貞治と、「史上最強のキャッチャー」 野村克也の44%と続きます。



意外に、そうでもなかったのね・・・ と思わせたのが
山本浩二の39%


いやいや 39%は打者として高いのです。

ホームラン打者としては低い部類かな ということです。
536本を記録して、40%に満たないのですから。

そういう面では
落合や、衣笠も同類ですね。



500本以上を記録したのに
比率は40%未満です。





番外編で、最も気になった打者・・・・



そう



1試合 3本塁打を8回も記録した
元近鉄のブライアント




512得点 259本塁打 本塁打得点 51%



田淵には1%及びませんでしたが
やはり、凄い比率ですね。



得点数と言っても
その得点をどういう過程でもぎ取ったか。
そういう「中身」(過程)こそ、重要なんじゃないでしょうか。


そういう中身を度外視で
他人の褌で相撲を取り、生還させてもらって


「イチローが凄い」


という短絡的な結びつけって、オレからすると



非常に頭の悪い滑稽なド素人の戯言としか思えないんですがね。


こういう部分は、セイバーという指標では絶対に測れない部分ですので、安易にセイバー、セイバーと言って闇雲に飛びつくのは考え物ということです。















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