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余力を残しながら引退した打者は3人のみ      王貞治・大杉勝男・山本浩二(引退順)

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日本プロ野球80年の歴史で

余力を残しながら引退した打者

は、以下の3人だけだと思いますね。



●王貞治
527打席 444打数 105安打 30本 85打点
打率0.236 本塁打率14.8 打点率0.161
打撃3冠総合値・・・(0.236・1000-14.8・10)+(0.161・1000)=249

●大杉勝男
349打席 322打数 84安打 21本 53打点
打率0.261 本塁打率15.3 打点率0.152
打撃3冠総合値・・・(0.261・1000-15.3・10)+(0.152・1000)=261

●山本浩二(1986年引退)
501打席 439打数 121安打 27本 78打点
打率0.276 本塁打率16.3 打点率0.156
打撃3冠総合値・・・(0.276・1000-16.3・10)+(0.156・1000)=269





打撃3冠総合値でも
なかなかどうして値が高いですね。
特に、大杉、山本は異常です。
引退の数字ではないでしょう。





打率、本塁打、打点
満遍なく残せたのは、やはり、大杉勝男、山本浩二ですね。
大杉さんは規定打席に乗っていない(限られた打席)にもかかわらず
それなりの高い数字を残してます。


ヒット4本に1本がホームランです(汗)


もし、常時出場していたら・・・


そう考えてしまうと
本当に悔やまれます。


この2人はその後続けたとしても
それなりの高い数字は残し続けたはずです。



問題は王貞治ですが・・・


規定打席に乗り、それなりの打つ機会が与えられながら
打率は0.236と前年に比べて一気に落ちています。


そういえば、王貞治は晩年一本足のとき
やたら体が前のめりになってましたね。



間違いないと思いますが



視力の低下により球を凝視しようと
無意識に体が前のめりになったんでしょうね。



若い頃はそんなことは無かったですから。



王貞治は、異常な本塁打率を残していますので
本塁打を残し続けることは出来たと思います。
毎年20~30本くらいね。



しかし、打率が打率なので
継続(数年)は難しかったのではないかな。




ああいう妙なクセのある打法の打者は
なかなか微調整も難しいだろうし。




イチローが歳を食っても
下らん走り打ちのクセが直らないのと同じでしょう。




妙な癖があると
歳を食ったとき、ズレを修正しようとしても
難しいんでしょうね。



イチローが一昨年、開幕前に3番を任せることで
開幕前から打法修正してましたが、結局変わってませんでした。




何を変えたらよいのか、わからんかったんでしょう。
それだけ打法に良くない(妙な)クセがあると、修正が難しいんです。
いざというとき。




個人的に、この3人は続けたらどうなったのか
見てみたかったのが本音です。









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