昔の投手は先発(エース)が中継ぎにも抑えにもフル稼働で
中0日(翌日登板)、中1日、中2日はザラにありました。
前にも書いたように
エースがいかなる場にも登板したほうが
抑えられる(勝てる)ことに効率がよいからです。
そしてその酷使にも耐えられるように
昔の投手たちは気が遠くなるような投げ込み量を誇り
地肩を鍛え上げ、下半身も走り込みで強化しスタミナも鍛え上げ
酷使の状況にも耐えられる身体作りをしてきました。
そして先発登板をしたら
9回まで投げきるのは当たり前の行動でもあった。
これは厳然たる事実です。
そうしないと、その酷使の環境に耐えられないからですよ。
昔の投手の完投数を見て御覧なさい。
http://bis.npb.or.jp/history/
通算でも凄すぎるし
シーズン記録でも、別所氏の47!
それだけではなく55登板で47完投よ。
殆ど先発で、ほとんどは9回まで投げきってると言う事です。
これは超人記録でしょう。
しかし、現代の投手は
ダルビッシュや前田健太が
「投げ込みは必要ない」
とボケ発言をかましているように、本当に
「投げる」ということに適応できる身体作りをしていません。
また、走り込みも本当にしていません。
なぜそうなっているんでしょうかね???
答えは簡単なんです。
前にも書いたように、先発は先発、中継ぎは中継ぎ、抑えは抑えとアホみたいに役割分担になり、先発(エース)はいかなる場にも登板してチーム勝利を植えつける行動が必要なくなった。
また先発完投の意識も全くなくなり、5回を投げたら(勝利投手の権利を得たら)降板という楽な方向へ逃げるようになった。
その結果、投手は「投げる」(投げきる)行動の為の訓練(投げ込み)をしなくなり(必要ないとタカをくくるようになり)、スタミナも鍛え上げる必要もないと判断するようになった。
ここに集約されます。
当然でしょうね。
9回まで投げる必要もない。5回投げて勝利投手の権利がもらえるなら、人間楽な方向へ考えますから、あとは誰かにバトンタッチして、自分は休みたいわな(笑)
しかし、これには大きなワナが存在します。
投げる(投げきる)鍛錬をしないんですから
ケガ(身体に何かしらの故障)に繋がりやすくなるのは自明の理です。
ダルビッシュがロクに投げてないくせに
12球投げただけで、肘に違和感を覚え降板。
前田健太も同様に、昨年4月に故障で離脱。
投げ込みは必要ない とバカ発言して
投げきる訓練をしていないのだから故障するのは当たり前なんです。
テストなんかクソ食らえと言って定期試験の勉強をしていない人間が定期試験で最悪な点の連発を叩き出す行動と同じです。
現代の投手は思考も行動も腐ってる。
現代の投手は投球の根本を見直す必要があるですよ(あるですよって笑)
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昔の投手たちが連投に耐えられて、現代の投手が出来ない理由 「現代の投手は根本を見直せ」
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