Quantcast
Channel: 最下位マリナーズを解雇された、カサカサゴキブリ戦隊 スズキ・ゴキローのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 802

no less than と no more than の理論的な説明    「理論でいける」

$
0
0

英語の比較級の内容で

1・・no less than
2・・no more than


の2種類が出てきます。


この両者の解釈で混乱する高校生諸君がいる。


オレがかつてK高校で教鞭をとっていたときもそうだったし
前の予備校でも今の予備校でもワンサカいる。


生徒の出来が悪いか
教える側がしっかりしていないかのどちらかだ。



個人的には教師側の問題だと思ってあげたいが
実際、生徒のレベルが低いこともよくあること。



今回、この両者を理論的に解釈する方法を述べたい。
何でもかんでも理論でいけることは無いのだが
これは理論でいける。



1の訳は
「~ほども」「少なくとも~」

2の訳は
「たった~」「~程度」




さあ、何でこういう解釈が出来上がるか。



1のlessに注目するとlessというのは「少ない」ことを示唆する。
そしてnoは全否定だ。

ということは


それより下を全否定する(逆説ではそれより上はいくらでも可能性がある)


ということなので


「~ほども」「少なくとも~」という解釈が出来上がる。



2のmoreも同じ解釈で考えれば良い。
moreは「多い」「より~」ということを示唆する。
そしてnoの全否定を入れると


それより上を全否定する(逆説ではそれより下はいくらでも可能性はある)


なので

「たった~」「~程度」という解釈が出来上がる。



例えば、100円程度 という解釈も
99円の可能性もあれば 90円の可能性もある。

人によれば、80円でも「100円くらい」と判断する人もいよう。


捉えようによれば
その範疇も十分100円程度 だ。




熟語というのは、複数の単語が組み合わさって
別の意味になるものだ。



中にはこのように理論で解釈できるものもあれば
理論では解釈できないものもある(例 make for~ → ~に進む)



なぜそうなるのかを生徒たちに
「あ そうだったのか!」 とわかってもらうように指導するのは
我々教師に役目である。



最近の参考書や教科書は
ただ 「その訳ですよ」「細かいことは気にせず覚えなさい」 ということを
暗黙の了解で示しているが



実は、理論的に意味づけして理解したほうが
人は頭に残りやすい。








Viewing all articles
Browse latest Browse all 802

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>