英語の倒置表現がわからない とよく相談を受ける。
倒置表現とは
簡単に言うと、「語の順番を変えて、文に味をつける」もの。
例えば
「早く来い」 という日本語を倒置表現にすると
「来い、早く」 となる。
他に例を出すと
「ここに太陽が昇る」 という日本語を倒置表現にすると
「太陽が昇るよ、ここに」 「ここに昇るよ、太陽が」となる。
さあ、英語での倒置はどう示せばよいのか。
上の「ここに太陽が昇る」の日本文を文法に即して英文にすると
The sun comes here.
これを倒置にするには主語と副詞をひっくり返せば完成する。
Here comes the sun.
この英文どっかで見たことある人は多いのでは??
そう。
ジョージ・ハリソンのHere comes the sunだ。
まさにこれがその倒置表現。
もっと英文のレベルを上げて
倒置にチャレンジだ。
「問題なのは、ニューヨークの教師が3年勤めて必然的に得られる終身在職権である。」
まずは倒置ではない形から。
Tenure is at issue, which teachers of New York City
that have wrought for three years consequently receive.
これを倒置の形にすると、以下。
At issue is tenure, which teachers of New York City
that have wrought for three years consequently receive.
本当はやってはいけないのだが、日本語に変えて見ると以下の日本語に相当する。
「ニューヨークの教師が3年勤めて必然的に得られる終身在職権である、問題なのはね。」
終身在職権であることを強調するのが通常文であるのに対し
問題であることを強調し文に味をつけるのが倒置表現である。
慣れたら非常に簡単だし
表現の幅も広がるので、ぜひ会話でも使いたいところだ。
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英語の倒置表現 「慣れたら非常に簡単。表現の幅が広がる」
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